「死んでる暇はないかも(笑)」デヴィ夫人が現役バリバリなワケ (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「死んでる暇はないかも(笑)」デヴィ夫人が現役バリバリなワケ

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赤根千鶴子週刊朝日
デヴィ・スカルノさん/タレント。1940年、東京生まれ。インドネシア元大統領夫人。イブラ音楽財団名誉会長。タレント活動のほか、動物愛護活動、難民支援活動も続けている。(撮影/大野洋介)

デヴィ・スカルノさん/タレント。1940年、東京生まれ。インドネシア元大統領夫人。イブラ音楽財団名誉会長。タレント活動のほか、動物愛護活動、難民支援活動も続けている。(撮影/大野洋介)

 年をとったら、なおのことだ。

「何の目標もなく『ああ、つまらない』と文句ばっかり言っている人から、老けていくんです。そういう人は自分から“生きた化石”になっているの。もっと毎日、自分から楽しく生きればいいじゃない?」

 同年代の人たちには、いつもこう呼びかけている。毎日、10回感動すること。これを習慣にしましょうよ。

「別に何でもいいんです。きれいな花を見たり、新聞でちょっといいお話を読んだり、友人と話したり。そういう小さなことからでも、毎日感動することが大切です。そこから自分がやるべきことが見えてくることだってあるのですから。それに、心が動かなくなったら、本当の化石になってしまうでしょ」

 人は何歳からでも、新しい人生を生きることができると信じている。

「だって、わたくし自身が50歳から、それまでの人生とは違う人生を歩んできましたもの」

 1990年、夫人が50歳の時、日本の100歳以上の高齢者は約3300人と発表された。

「その数字に大きな衝撃を受けました。100歳の方々に比べたら、わたくしなんてまだ半分しか来ていないんだ、と。ならば今まで歩んできた50年とはまったく違う50年を今から創っていけばいい。過去をかなぐり捨てて、まったく新しい人間として生きていくのも悪くないなと思ったんです」

 思えば19歳で結婚、25歳の時にインドネシアでクーデター、30歳の時に大統領を失う……と、人生の前半には様々なことがあった。

「でもそれを引きずっていても、前には進めませんからね。日本でテレビ番組に出るようになって、新聞には『タレント』と載るようになりました。ショックでしたよ。でも世間の皆さんが楽しんでくださっているなら、とことん『タレントデヴィ・スカルノ』を極めてやろうと思って。いまや日本は人生100年時代と言われているでしょう。長い人生です。どんな方にも、リセットする時期があってもいいのではないかしら」


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