ゆで卵がコンビニの隠れたヒット商品になった理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ゆで卵がコンビニの隠れたヒット商品になった理由

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浅井秀樹週刊朝日#グルメ

コンビニでよく売れているゆで卵(提供/ローソン)

コンビニでよく売れているゆで卵(提供/ローソン)

 ゆで卵は家庭でも簡単につくれそうだが、コンビニエンスストアではロングセラーの隠れたヒット商品ともいうべき存在になっている。手軽な栄養補給の食品として安定した売れ行きで、40~50代の男性を中心に夏場は特によく売れるという。

 コンビニ各社は黄身までしっかりと塩味を染み込ませた味やゆで具合で独自色を出して、1個70~80円前後で売り出している。単品でというよりも、おにぎりやサラダなどと一緒に買っていく人が多いという。

 ファミリーマートは「半熟ゆでたまご」を1個税込み70円で販売。購入者は40~50代の男性が多く、サラダチキンなどに1品加える食品として選ばれているという。販売は年々伸びており、特に夏場によく売れる。売れる理由を担当者はこう分析する。

「高たんぱくな商品で、健康ブームがある。生卵がたくさん入ったパックは少人数の世帯では消費しきれず、ゆで卵を1個つくるのにも時間はかかる。暑い時にゆでるのは大変なのではないか」

 ローソンは「味付たまご」を1個税込85円で販売し、毎年少しずつ伸びている。6月の販売は前年比で1割程度の伸びとなった。半熟で塩味がついており、味付けやゆで具合は「家庭ではつくることができない」(担当者)という。購入層は40~50代の男性で、お弁当などと一緒に買う人が多い。

 ミニストップでは「味付ゆでたまご」を1個税込69円と2個で同135円の2タイプで扱っている。今年も販売は好調に推移し、7月は特によく売れており、おにぎりや麺類との買い合わせが多い。販売好調の背景にある要因として、担当者は「炭水化物抜き(糖質抜き)ダイエットが流行っている」と指摘する。

 セブンイレブンでも、ゆでたまごの販売は長期的に緩やかに伸びている。甘味やこくのある専用卵や伯方の塩を使用しており、幅広い層の顧客が購入しているという。

 日本人は卵が大好きだ。国際鶏卵協議会の統計によると、2016年に国民1人当たり年間331個を消費し、世界で最高水準になっている。このなかにはマヨネーズやケーキなどの加工品も含まれている。日本は米国の272個や中国の282個を上回っている。



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