山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
花錦戸の「まつのはこんぶ」は、山椒入りの細切り昆布。お酒のおつまみや、贈答品としても重宝しそうだ。(撮影/写真部・小黒冴夏)
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花錦戸の「まつのはこんぶ」は、山椒入りの細切り昆布。お酒のおつまみや、贈答品としても重宝しそうだ。(撮影/写真部・小黒冴夏)
袋入り(75g)2160円(税込み)、袋入り詰め合わせ(2袋)4320円(同)、瓶入り詰め合わせ(145g 2本)8640円(同)。関西では阪急百貨店、高島、東京では日本橋高島屋、新宿高島屋などで取り扱っている(撮影/写真部・小黒冴夏)
袋入り(75g)2160円(税込み)、袋入り詰め合わせ(2袋)4320円(同)、瓶入り詰め合わせ(145g 2本)8640円(同)。関西では阪急百貨店、高島、東京では日本橋高島屋、新宿高島屋などで取り扱っている(撮影/写真部・小黒冴夏)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、花錦戸の「まつのはこんぶ」について。

【叶姉妹も感動!花錦戸の「まつのはこんぶ」の写真はこちら】

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 芸能界では料理上手と呼ばれる人が時折ブームのように出るし、情報番組やバラエティー番組などで、その腕前やアイデアを披露するタレントも多い。

 だが、ツッコんでみると「忙しくて最近はあまりやっていない」「自宅キッチンの撮影は絶対NG」などと言ってくる人もいる。

 そんななか、この人は「ちゃんと作ってきた」と思えるのが「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系)でもおなじみの上沼恵美子さんだ。

 私は昔からファンを公言していて、その暑苦しい想いが本人にまで伝わり、上沼さんの冠番組にしばしば出演させていただいていた。

 その一本が、毎日放送の「今夜はえみぃ~GO!!」。この番組には、上沼さんがキッチンセットでアイデア料理の数々を披露し、ゲストが試食できるという夢のようなコーナーがあった。

 ファンとして夢心地というだけでなく、差し替えナシなのにアッという間に美味しく仕上がるという意味でも“夢のよう”だった。

 関西セレブ屈指のグルメでありながら、鍋や調理器具、調味料など、上沼さんの家庭料理での“お気に入り”は庶民的なモノばかり。レトルトカレーや粉末のお吸い物のもと、缶入りのそばつゆなどが御用達なのには驚いたが、さらに驚くのは、それらを使ったアイデア料理の数々だった。

 そんな上沼さんが「何もないときは、白いご飯とまつのはこんぶがあれば最高」と同番組の料理本に記している。

 上沼さんがお使い物としても利用している「西船場花錦戸(煌日菴)」の「まつのはこんぶ」だ。

 気軽に試せるのは袋入りで、お使い物には箱入りの瓶詰。東京住まいだとなかなか知りえないが、上沼さん御用達ということで、「まつのはこんぶといえば上沼さん」と、既に有名。あの叶姉妹さんも、上沼さんからいただいたことと美味しかったことのダブルの感動をブログに綴っている。

 文字通り、松の葉のように細切りにした昆布をすっぽんの出汁で炊き上げた山椒風味の塩昆布。安全、安心、美味しいをモットーに、上質な材料を選び、職人が手間隙かけて作り上げる。

 ほかにも、穴子と山椒の佃煮「あなごありまに」や、梅干し入りの角切り昆布「うめのかこんぶ」もあるが、圧倒的な人気は「まつのはこんぶ」。

 いまは通販でも手に入るので、上沼さんオススメの白いごはんもいいし、私はお酒のおつまみにオススメしたい。夏のギフトに是非。

週刊朝日 2018年7月6日号

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山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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