「小太り」が一番長生き! メタボに隠された“金儲け”の図式 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「小太り」が一番長生き! メタボに隠された“金儲け”の図式

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亀井洋志週刊朝日#ヘルス
「日本のウエスト測定位置はまちがっている。ヘソ位置で測ると女性は骨盤にかかってしまう」(大櫛氏)

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日本人も小太りが長生き(週刊朝日 2018年2月9日号より)

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ヤセは、がん・肺炎・脳卒中の死亡率を高める(週刊朝日 2018年2月9日号より)

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 生活習慣病を発症する諸悪の根源として、冷たい視線にさらされてきたメタボ。ところが、標準よりちょっと“お太りさま”のほうが、実は健康で長生きできるというデータもある。だが、厚生労働省の都合で、メタボ認定されれば、治療対象にされてしまっている現実がある。

【図表でみる】日本人も小太りが長生き BMIレベルと総死亡率

「肥満外来」がある愛誠病院(東京都板橋区、台東区)の静脈瘤センター統括医師の新見正則氏は、1万人以上の肥満の患者を診てきた。その経験から「痩せている人よりも、太っている人のほうが元気で長生きするケースが少なくありません」と語る。

 新見氏の友人でもある88歳女性は、70歳のとき、肝臓にがんが見つかった。大腸がんからの転移だと判明し、進行度はステージ4の末期だった。女性は大腸と肝臓の転移を切除する手術を受けたが、抗がん剤の投与は拒否。だが、今も元気だ。新見氏によれば、この女性は、「身長が155センチでBMIが28」というから、逆算すると体重は67~68キロとぽっちゃり型なのだ。新見氏がこう語る。

「医師から抗がん剤の有効性は40%と説明され、じゃあ60%は体に悪さをするんだと直感的に思ってお断りしたという。医師が勧める治療を拒否できる人は、なかなかいるものではありません。余命宣告もされていたのに88歳になった今もお元気で、脳トレや中国語の勉強をされています。人はいろいろで、治療法やデータがすべての人に当てはまるとは限らないのです」

 前出のBMI(体格指数)は肥満の度合いを測る数値で、計算式は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)だ。身長1メートル70センチで70キロの人なら、BMIは24.22だ。普通体重はBMI18.5~25未満とされ、18.5未満は低体重(痩せ型)、25~30未満が肥満(1度)、30~35未満が肥満(2度)などと定義されている。日本では、もっとも病気になりにくい理想体重は22ということになっている。


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