やせすぎに注意! 「フレイル」に負けない運動以外の方法とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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やせすぎに注意! 「フレイル」に負けない運動以外の方法とは?

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村田くみ週刊朝日#ヘルス
体調に応じて無理のない範囲で体を動かすのが基本、続けると柔軟性が出てくる(埼玉県鳩山町での体操教室、村田くみ撮影)

体調に応じて無理のない範囲で体を動かすのが基本、続けると柔軟性が出てくる(埼玉県鳩山町での体操教室、村田くみ撮影)

年をとると体力や体調が変化フレイルに要注意(週刊朝日 2018年1月19日号より)

年をとると体力や体調が変化フレイルに要注意(週刊朝日 2018年1月19日号より)

 日本老年医学会が2014年に提唱した新しい概念「フレイル」。「老衰」と言うと、加齢に伴うもので避けられない印象を与えるが、フレイルは適切な対策で再び元に戻れる(可逆的な)状態という考え方だ。体力の衰えだけでなく、生きがい喪失など精神状態の悪化、地域とのかかわりなど社会参加の意欲を失うことも関係する。

【図表で見る】60代・70代の体力や体調が変化

 体力を維持するための筋力トレーニングなどは必要だが、運動以外には、どんな対策が有効だろうか。

 例えば、ボランティアへの参加や趣味のクラブに入るなど、自分に合った活動を続けることが重要だ。バランスよい食事で栄養をとること、かむ力や清潔な口内を保つことも大切になる。

 群馬県草津町は、65歳以上を対象に、ユニークな健康診断「にっこり健診」を実施している。

 血液や血圧など通常の検査に加え、動脈硬化度、歩行速度や握力の測定、口の中の状態やかむ力など口腔機能の検査、生活習慣のチェックなどもしている。

 健診の結果、フレイルの人たちには週2回の介護予防教室「高齢者サロン」への参加を呼びかける。椅子に座りながらできる「筋トレ」などを教えているという。

 同町地域包括支援センターの干川なつみ保健師は「雪深い冬になると、高齢者は家に引きこもりがち。なるべくサロンに通ってもらえるように、1回100円の町内巡回バスをご利用頂くなど、できるだけのことをしています」と話す。

 町の介護保険料(65歳以上の第1号被保険者)は低下する傾向だ。15年度は月3800円(全国平均は5514円)で、16年度は3300円。群馬県内で最も低く、全国の自治体でも4番目に低いという。

 最後に、食事はどんな点に気をつけるとよいか。『死ぬまで介護いらずで人生を楽しむ食べ方』(草思社)の著者で、東京都健康長寿医療センター研究所副所長の新開省二さんはこう話す。

「高齢者は脂っこいものがよくない、魚と野菜中心のあっさりした食事がよい、などの情報を信じ、たんぱく質不足から低栄養状態になる人が増えています」


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