スポンサーも事務所もないから…メディアがやりたい放題な「大相撲」のワケ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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スポンサーも事務所もないから…メディアがやりたい放題な「大相撲」のワケ

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

日馬富士の暴力事件で頭を下げた日本相撲協会の八角理事長ら(c)朝日新聞社

日馬富士の暴力事件で頭を下げた日本相撲協会の八角理事長ら(c)朝日新聞社

 力士は全員、相撲協会に所属している。テレビ局が気を使う大手芸能プロなどに所属しているわけでもない。そして民放ではNHKと違い、相撲を放送しているわけでもない。仮に大きく揉めてしまったとしてもプラス・マイナスで考えても大きな代償はないと考えているのではないか?

 もし、同じ事件を、プロ野球選手が起こしていたらどうだったろうか? しかも、それが超有名球団だったら?

 以前、有名球団の賭博事件が雑誌でスクープされたときに、テレビでの扱いは意外とあっさりだったという印象を受けた。それほどまでに大きく扱うことではなかったのかもしれない。

 相撲はテレビ局のスポンサーになっているような大手企業が部屋を経営しているわけでもない。そんなことを踏まえると、相撲は、テレビ局にとっては忖度する必要もなく、選択肢に残る。出演している司会者、コメンテーターもさすがに言うことねえなという顔をしているときもあるが。

 相撲の問題がいつ落ち着いてくるのかわからないが、そのうち、相撲以外で忖度する必要のないものが選択肢に入ってしまったときに、それもまたメディアゾンビに食い尽くされるのだろう。と書いてきたが、僕もテレビを作る身。メディアゾンビの一員です。

週刊朝日 2017年12月29日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

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