深田のナイスバディーは10代の頃から水着グラビアなどで注目されていた。しかし、30歳を過ぎても雑誌で水着グラビアを披露したり、水着写真集も昨年発売している。その肉体美には、男性はもちろん、女性からも羨望の的だ。中森さんは深田の魅力、男女ともに愛される理由をこう分析する。

「グラビア論からいうと、男に受ける場合は、顔がロリータで体は巨乳なんです。顔が子供で、おっぱいはママ。日本の男性というのは、ロリコンでマザコンなんですよ。一方で、女性から受けるのは、モデルっぽい子、菜々緒とかローラとかがそうです。ただ、男子はダメなんですよね。最近人気が高まったのは、やはり美容でしょう。20代とアラフォーの間の微妙なところでありながら、35歳であの若さ。『どうしたら深キョンみたいに、35歳にもなって、若いルックスを保たれるんだ』って女性たちから発見されたようです」

 35歳でも写真集を出す深田だが、実は女性が買ってくれるかが重要と言われている。今年約22万部売れて話題になった写真集が、乃木坂46の白石麻衣の「パスポート」。売れた理由の一つとして、多くの女性が購入したからだと言われる。深田は13日のヴォーチェのイベントでも、女性が多く占めた出席者の前で、写真集をアピールしていた。

 男性からも受け、女性からも受ける深田。中森さんは、“深キョン最強カード”説を唱えた。

「これまでモデルは女性誌、グラビアアイドルは男性誌に出ると住み分けされていましたが、今年に入って、どっちにもでる『モグラ女子』が増えました。泉里香、馬場ふみかが代表格です。深キョンもそうなってきました。深キョンは、モグラ女子であり女優でもある。もはや最強カードでしょう。ちょっといないと思います。しかも30代半ばでも主演を張っていて、水着写真集も出す芸能人はいない。深田恭子はワンアンドオンリー、不思議な存在になっています」

 20日に発売する写真集だけでなく、来年1月には「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)で主役のスキューバダイビングのインストラクター役を演じる。今後も、30代の星、深キョンに注目だ。(本誌・大塚淳史)

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