スター・ウォーズで育った僕にとって、マークとの共演は特別なこととして記憶から消えることはないだろう。“クール”以上に、彼を表現できる言葉はない。彼はとても親しみやすいうえ、この映画をより良いものにしたい、それについて語りたいと思っていた。ハリソンもキャリーもそうだったし、彼らは若々しい大志を持っていると感じたね。

Adam Driver/1983年、米カリフォルニア州生まれ。「沈黙─サイレンス─」などに出演

■「すべてのキャラが予測と反対方向に動いていく」フィン役/ジョン・ボイエガ

 すべてのキャラクターが、こうなるのではないかという観客の予測とは反対方向に動いていく。

 フィンは、自分が本当にいるべき場所がわからずに混乱している。成熟して戦士らしくなったとはいえ、人間形成では未熟な部分が残っているから。今作では、運命によってローズ(新キャラ・後述)と一緒に戦うことになるんだけど、とてもいいコンビなんだ。彼女はレイとはまるで違うタイプ。二人の関係性も、フィンとレイとは異なる。でも、フィンにはその関係性を深く考える時間なんてないんだ。

John Boyega/1992年、英ロンドン生まれ。舞台やスパイク・リー監督のドラマ等で実績を積む

■「キャリーに平手打ちされるシーンはシュール」ポー・ダメロン役/オスカー・アイザック

 今作のポーは、単なる英雄的パイロットではなく、リーダーとなる術を学んでいる。大局観を持ち、突っ走るべきではないときにはそうと見極めることを学ばなければいけないんだ。

 今作ではキャリーとのシーンがたくさんあって、最高だったね。彼女は信じられないほど可愛くて、ウィットに富んでいるし、優しさが漂っている。彼女が、僕のことを何度も平手打ちするシーンがあるんだ。たしか23テイクほど撮ったはずだよ。スターシップ・クルーザーの中でレイア姫から何度も平手打ちされるなんて、とってもシュールだったね。

Oscar Isaac/1980年、グアテマラ生まれ。「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」でゴールデン・グローブ賞ノミネート

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続いて新キャラクターの俳優たちを紹介!