麺はコシがあり、歯切れよい。スープをよく吸い、スープとの一体感を楽しめる。トッピングで目を引くのは、たくさんの九条ネギ。シャキシャキとした食感も手伝って、京都ラーメンらしさを味わえる。

 会場には子ども連れの主婦、女性グループなど女性客が目立つ。主催者は「女性客は年々増え、今や女性が4割ほど」という。

 このため、今年から「レディースタイムサービス」を設けた。平日17時~20時半まで、女性専用エリアが会場内に設けられる。汁はね対策として紙エプロンも用意する。「周りの目を気にせず、食べてほしい」と主催者。

 会場では気に入ったラーメンに投票できる「東京ラーメンショーグランプリ」も開かれている。多くの種類を食べたくても、一杯一杯にボリュームがあり、すぐにお腹がいっぱいになりそう。どうすればいいか。

 東京ラーメンショー実行委員長の大崎裕史さんは「ガイドブックで、ラーメンの特徴を説明しています。出身地、行ったことのない場所、好みなどから店を選んで下さい。友達と一緒に、1杯を分け合うのもよいい方法。3人いれば、6種類は食べられると思います」と話す。

 10月31日までの前半(第1幕)に18種、11月1~5日の後半(第2幕)に18種、計11日間で計36種を味わえる。先に紹介したもののほか、「濃厚うにそば」「トリュフと特選カモチャーシュー醤油ラーメン」「札幌濃厚毛蟹味噌らーめん」など、様々な種類がある。

 昨年は35万人が来場した国内最大級のラーメンイベント。麺好きには、たまらない催しだ。(本誌・吉崎洋夫)