室井佑月「カルトだと思う」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「カルトだと思う」

連載「しがみつく女」

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作家・室井佑月氏は、自分の政治的信条について「左も右もないんだけどな」という(※写真はイメージ)

作家・室井佑月氏は、自分の政治的信条について「左も右もないんだけどな」という(※写真はイメージ)

 作家・室井佑月氏は、自分の政治的信条について「左も右もないんだけどな」という。

*  *  * 
 8月15日、終戦の日は靖国神社に参拝に行ってきた。

 その2日前にNHKスペシャル「731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~」を見たら、どうしても行きたくなった。

 戦争って最悪だ。人間を悪魔に変える。

 靖国神社のホームページには、

〈国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています〉

 と書かれてあったしな。

 海外から、この国の閣僚たちの靖国神社参拝が問題視されているのは、A級戦犯が合祀されているからでしょ。

 たしかに、無謀な戦争を企て、たくさんの罪のない人々を巻き込んで殺した指導者たちは酷(ひど)い。憎いとさえ感じる。

 が、それ以外の、「靖国で会おう」といって遠い戦場で死んだ兵士たちも祀られているわけで、あたしはこの方たちの御霊に、

「どうか戦争が起きませんように。平和な世がつづきますように。見守っていてください」

 と手を合わせた。

 一般の列に並んで参拝の順番を待っていると、カメラクルーを引き連れ、のぼりを掲げた議員団に出会った。

 この人たち、なんで集団で参拝しなきゃなんないの? つーか、この国の閣僚たちも、なんで記帳簿に、自分の役職名を書くのかな?


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