鈴木おさむ 「尿もれ」番組で高視聴率!に衝撃受ける (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむ 「尿もれ」番組で高視聴率!に衝撃受ける

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』新連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「尿もれ」をテーマに送る。

*  *  *
 あなたが今、大切だと思う臓器はなんですか?と、すごい質問から入りましたが、この質問、世代によって本当に変わると思う。

 僕が構成を担当している番組の中で健康を扱う番組もある。がんや認知症などを取り上げる回はやはり視聴率も良い。ほかにも、豚肉vs.鶏肉vs.牛肉、最強なのはどれ?とか。夏野菜で一番体にいいのはどれだ?とか。40代の自分でも興味のあるものを取り上げるようにしている。が、たまに、自分の年齢よりさらに上の人が興味を持つネタを扱うことも多々ある。そういう回は、妄想しながらの会議になったりする。

 あるとき、NHKのある番組で「尿もれ」をテーマにして1時間番組を作り高視聴率を獲得したものがあった。

 その放送後、会議で、うちの番組のプロデューサーが「うちも、うちなりに尿もれとかやってみます?」と言った。正直、NHKが尿もれで1時間番組を作ったときも衝撃だったが、それが高視聴率だったことも衝撃。そしてうちの番組Pが尿もれをテーマに提案したときもさらなる衝撃。正直、他の番組で取り上げたテーマで視聴率が良かったものを、うちの番組なりの方法で取り上げることもある。だけど、だけどだ、僕が構成をメインでやっている番組で尿もれは勘弁してほしいと思った。酔っておしっこをもらしたことはあるけど、尿もれはない。高齢になると尿もれする人は増えるのだろうし、興味がある人も多いのかもしれない。だけど、いくらなんでも自分のテリトリーを超えすぎている。そう思って、それだけは勘弁してもらった。

 僕は今、45歳になった。一昨年、育休中に、毎日料理を作り、スーパーに行き食材と向き合うことも多くなった僕は、育休明け、その番組の会議に戻ったときに、食材や料理に対するテーマへの食いつき方が変わっていた。ある意味、主婦のチャンネルもゲットしたからだ。


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