福士蒼汰 “ブラック企業”映画出演で目覚めたこと (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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福士蒼汰 “ブラック企業”映画出演で目覚めたこと

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福士蒼汰(ふくし・そうた)/1993年生まれ。東京都出身。7月スタートの連続ドラマ「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ系)に主演。公開待機作に「曇天に笑う」「BLEACH」「旅猫リポート」「ラプラスの魔女」(いずれも2018年)などがある(撮影/篠塚陽子)

福士蒼汰(ふくし・そうた)/1993年生まれ。東京都出身。7月スタートの連続ドラマ「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ系)に主演。公開待機作に「曇天に笑う」「BLEACH」「旅猫リポート」「ラプラスの魔女」(いずれも2018年)などがある(撮影/篠塚陽子)

 芸能界という競争の激しい世界に身を置きながら、福士蒼汰さんは自分から夢を掴みにいくタイプではないらしい。若手特有のギラギラした感じはまったくないけれど、そこにいるだけで、尋常でない華がある。デビューから6年の間に演じてきた役柄は、ヒーローだったり、憧れの先輩だったり。見た目から溢れるキラキラした魅力を生かしたものが多かった。それが、公開中の映画「ちょっと今から仕事やめてくる」では、明るさを提供しながらも人生に深い哀しみを抱えた男・ヤマモト役。成島出監督は、クランクインの5カ月前から月に1回“演技のリハーサル”と称し、福士さんとブラック企業勤務の青山を演じた工藤阿須加さんの2人の芝居を見ることで、それぞれの役柄の輪郭を明確にしていった。

「発声のような基本はもちろん、アクティングコーチについて、体の力を全部抜くトレーニングがあったり、即興芝居をしたり。監督の前で台本の台詞を言って、そこから新たな台詞が足されたり、しっくりしない台詞が引かれたりもしました。こんなにもの作りに参加している実感があった現場が初めてなら、お芝居をしながら、“演じるって、こんなに楽しいんだ”という気持ちになったのも初めて(笑)。もちろん、それまでも現場の活気は好きでしたけど、“演じる”という行為自体を、ここまで意識したことはなかったです。自分がほんの少し言い方を変えるだけで、相手のリアクションが変わってきたりするし、間合い次第で、台詞の伝わり方が全然違ったりとか、いろんな発見がありました。お陰ですごく自然に役にのめり込むことができました。自意識にない部分でのお芝居が多くなったように思います」

 これまでは、強さや完璧さや美しさなど、どこか超人的な魅力を求められることが多かった福士さんだが、今回の映画をきっかけに、「人間ドラマ」に目覚めてしまった。

「ファンタジー的な要素の強い作品では、監督から“ぶっ飛んでください”と言われることもあって、それをやるのも面白いんですが(笑)、リアルな人間同士のやり取りのある作品に、今すごく興味があります」


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