オカダ選手と原田チーフプロデューサーと鉄拳女子部のメンバーたち
オカダ選手と原田チーフプロデューサーと鉄拳女子部のメンバーたち
オカダ選手にお姫様だっこをしてもらった鉄拳女子部のメンバー
オカダ選手にお姫様だっこをしてもらった鉄拳女子部のメンバー

 ゲームソフト大手のバンダイナムコエンターテインメントが、東京・秋葉原に5月29日から3日間限定でバーをオープンした。「ゲーム」と「バー」という異色の組み合わせだが、その狙いは……。

 バンナムは「鉄拳」という対戦格闘アクションゲームを展開している。1994年からこれまでに、シリーズ累計で4400万本を出荷。このジャンルでは世界で最も売れているソフトとされている。

 6月1日には最新版の「鉄拳7」(税別8200円)が、家庭用ゲーム機「プレイステーション4」や「Xbox One」など向けに発売される。そのPRのために「e‐sports TEKKEN BAR」を開いたのだ。

 eスポーツは、ゲームを競技としてとらえるもので、プロの“選手”もいる。バーではお酒を楽しみつつ、プレーヤー同士の店内トーナメントバトルや、プロへの挑戦もできる。

 29日には開店前にイベントがあり、ゲームで連携している「新日本プロレスリング」のオカダ・カズチカ選手が名誉店長として登場。自分も鉄拳ファンだというオカダさん(身長191センチ、体重107キロ)が、女性プレーヤーのグループ「鉄拳女子部」の代表と闘って“完敗”する一幕もあった。

 鉄拳プロジェクトの原田勝弘チーフプロデューサーは「格闘ゲームは難しくて、プロでやる人と一般のプレーヤーの差が大きいとみられている。鉄拳は競技者のためではなく、みんなで楽しめるゲーム。間口を広げるためにもバーを開いたので、多くの人に集まってもらいたい」としている。

 バーは東京都千代田区外神田3‐2‐12の「e‐sports SQUARE AKIHABARA」にある。入場無料(ワンドリンク制)で、営業時間は午後5時~10時。(本誌・多田敏男)

※週刊朝日オンライン限定記事