1980年に始まった週刊朝日名物企画「女子学生表紙モデル」。これまで、数々の美女たちが登場していていましたが、タレントの高田万由子さんもその一人です。当時を振り返ってもらいました。
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この表紙、顔がぽちゃぽちゃしていて恥ずかしいですね。胸元が少し出ているので、表紙を見た父が驚き、「ほかの人に見られたらダメだ!」なんて本屋へ全部買い占めに行ったのを覚えています。
撮影は千葉・成田のハウススタジオへみんなで行き、中にはアナウンサーの下平さやかさんもいらっしゃいました。篠山さんはすごく優しくて、「さあ撮りますよ」という感じでなく、楽しくおしゃべりしていたら5分くらいで終わっていました。
その2週間後くらいかな、「写真を確認しに来てください」と言われ、篠山さんの事務所に遊びに行ったら、たまたまミノルタの方がいらして、「初めて一眼レフを持つ」というイメージで新人を探しているとのことでした。そうしたら篠山さんが「ここに一人いるよ」って。それで、宮崎美子さんと同じく、CMに出演することになりました。さらにこの表紙をご覧になった制作会社の方が声をかけてくださり、芸能界に入ることに。この一枚で世界が変わりましたね。
今はロンドンを拠点に、2児の母として主婦業をしています。そういえば、うちの娘は今年大学生。こっそり応募しちゃおうかな。
※週刊朝日 2017年3月17日号