木南晴夏「芝居が“うまくなりたい”とは思わない」その理由とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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木南晴夏「芝居が“うまくなりたい”とは思わない」その理由とは?

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木南晴夏/1985年生まれ。大阪府出身。2001年、第1回ホリプロニュースターオーディションでグランプリを獲得。13年、金子修介監督作品「百年の時計」で映画初主演。現在、ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」に出演中(ヘアメイク/三宅茜、スタイリスト/櫻井まさえ[イラクサ]、撮影/写真部・馬場岳人)

木南晴夏/1985年生まれ。大阪府出身。2001年、第1回ホリプロニュースターオーディションでグランプリを獲得。13年、金子修介監督作品「百年の時計」で映画初主演。現在、ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」に出演中(ヘアメイク/三宅茜、スタイリスト/櫻井まさえ[イラクサ]、撮影/写真部・馬場岳人)

 役を演じた経験を“財産”だとか“糧”だと思ったことはない。一つの役を全力で演じて、次の役に巡り合うときは、またゼロになる。自分の癖も個性も、できるだけ捨てられることが、俳優として生きていく上での理想なのだと女優・木南晴夏はいう。

「小さい頃、“将来は女優になる!”と心に誓って、この世界に入って15年が経っても、いまだに自分の芝居が好きになれません(苦笑)。映画でもドラマでも、できあがったものを見ると、“何で、こんな表情するかなぁ”とか反省ばかり。現場では、監督さんの言うことをよく聞いて、思い切りやるだけなので後悔はないのですが、あとで自分の癖とかパターンのようなものに気づいた途端、自分自身に失望してしまう。だから最近は、“うまくなりたい”とは思わないようにしています。役を演じる上では、いかに自意識や邪心を排除できるかが課題ですね」

 女優デビューを果たした時点で、幼い頃の夢はかなった。でも、いざ女優になってみると、次の夢が限りなく広がっていった。

「むしろ、デビューできたことがスタートで、ご一緒したい監督、演じてみたい役、共演してみたい俳優さんにしても何にしても、挙げ始めたらキリがなくて……。演じているときはいつも、すごく悩むし、迷うし、達成感なんて全然ないし、ものすごくつらいんですけど、でも、どんな仕事でもつらさっていうのは伴うものですよね。私は、好きなことを仕事にできているのだから、それは本当に恵まれていると思います」

 15年のキャリアの中で、一度だけ、心から“楽しい!”と思えた瞬間があった。10年ほど前、フジテレビ系列で深夜に放送されていた「劇団演技者。」という番組で、大根仁監督が手がけた「男の夢」という映像作品に出演したときのこと。8人の男女が合コンでカラオケに行くシーンを、それぞれの出演者がCCDカメラをつけて、他の撮影スタッフを一切入れずに収録したことがあった。


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