国会中継などではキリッと厳しい表情を見せることが多い蓮舫さん。しかしこの日はリラックスモード。政治家として民主党を選んだ決め手を作家の林真理子さんが伺いました。
* * *
林:いろんな政党から誘いがあったと思いますが、どうして民主党を選んだんですか。与党である自民党から出たほうが、早く階段を上れるとは思わなかったんですか。
蓮舫:それは考えたことないなぁ。私、バブルの最後の世代なんです。学生のころにはリクルート事件が起こり、当時は自民党の竹下内閣でしたが、政治は私たちを見てくれてないと感じていました。就活ではものすごい売り手市場だった一方で、就職後すぐにバブルが崩壊し、スキルがない新人であるがゆえに真っ先にリストラされる仲間をたくさん見てきました。豊かさも知ってるけど、その後の暗転も知っている世代なんです。自分なりに勉強すると、社会保障給付は8割が高齢者のために使われ、子どもたちに使われるのはほんのわずか。借金は1千兆円にふくれている。政治は次の世代に何もしてくれていないどころか、大きなツケを残している。当時の自民党に取って代わる政党がなければと考えていたころ、旧民主党からお話をいただきました。政治家になるかどうかは悩みましたが、政党は迷いませんでした。
林:自民党からも話があったけど?
蓮舫:迷いませんでした。
林:当時、民主党ってカッコよかったですもんね。
蓮舫:でも旧民主党はずっとカッコよかったわけではなくて、私が立候補した04年は年金未納問題で菅(直人)さんが代表をお辞めになるとか、いろいろなトラブルがあった時期でした。いいときもあれば悪いときもある。一時的な風に乗るつもりはありませんでした。