自分の脳は騙せる! 医師直伝「ご機嫌脳」のつくり方 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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自分の脳は騙せる! 医師直伝「ご機嫌脳」のつくり方

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週刊朝日#健康

ポジティブに明るく一年を過ごすためには、まずは脳からご機嫌モードに切り替えることが欠かせない (※写真はイメージ)

ポジティブに明るく一年を過ごすためには、まずは脳からご機嫌モードに切り替えることが欠かせない (※写真はイメージ)

 実は脳の機能低下が潜んでいる「不機嫌化」現象。しかし、「ご機嫌」でいることで健康や成果アップのメリットがあるそう。どうしたら「ご機嫌」になれるのか。専門家に聞いた。

 年を重ねればこそ、メリットが大きい「ご機嫌脳」。それを自らつくるにはどうすればいいのだろうか。トップアスリートのメンタルトレーニングも行うスポーツドクターの辻秀一さんは、「不機嫌になる要素に惑わされないための思考トレーニング」を勧める。不機嫌になる要素の一つとして「加齢とともに増える常識=意味づけ」があると指摘する。

「年を重ねるにつれ、自分にとっての常識が増えていきますが、これに固執してしまう人ほど頑固で理屈っぽくなりがちです。こうした人こそ、思考トレーニングをやってみてほしい」

 辻さんのいう思考トレーニングとは、【1】自分が不機嫌になる「常識」に気づき、何で不機嫌になっているのか考える→【2】ご機嫌でいることの価値を考える→【3】表情、態度、言葉でご機嫌を表すというもの。これを繰り返し、習慣化することでご機嫌な状態を保つ力を鍛えられるという。

「トップアスリートほど、“次の試合への意気込みは?”と聞かれた時に“ただすべきことをするだけ”と答えます。ある意味おもしろくない回答ですが、これは思考トレーニングのたまもので、強さの証し。不安や緊張、焦りなどの感情や外的環境に惑わされず、思考をシンプルに保っているからこそ出る言葉です。習慣にすれば、常にご機嫌な自分でいられます」

 思考を意識的に鍛える方法はほかにもある。「毎日三つ、前向きなことを書く」ことを1週間実践するだけで、それをしなかった人よりも主観的な「幸せ度」が高く、落ち込む回数が少ないという研究結果もある。ポジティブ心理学に詳しい日本抗加齢医学会理事長の坪田一男さん(慶応義塾大学医学部教授)は言う。

「良いことを思い浮かべながら書くうちに、ポジティブなことを考える時に使う神経ネットワークが強化され、物事を前向きに考える力が鍛えられます。つまり、幸せを感じる力は、自分で向上させることができる。結局は、自分がご機嫌でいようとする力がものを言うのです」


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