東尾修 松坂大輔の技巧派への転身に「そんなに簡単なことではないよ」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修 松坂大輔の技巧派への転身に「そんなに簡単なことではないよ」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
ソフトバンク・松坂大輔(c)朝日新聞社

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 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、昔と今の自主トレの違いを指摘する。

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 昨年の日本シリーズの激闘が今も鮮明に記憶に残っているが、早くも今季に向けた自主トレの話題が連日報じられている。温暖なハワイやグアムで自主トレを行う選手も多い。そして、今オフはダルビッシュ(レンジャーズ)が都内の施設で投手、野手問わず選手を集めてトレーニングを行っているのが印象的だ。

 ダルビッシュのような超一流選手、そしてトレーニングやサプリメントの知識を持った選手が、日本国内の選手に伝えることは、野球界の発展にとって、素晴らしいことだと思う。参加した選手も高い意識を持って取り組んでほしい。ただ体を大きくする、パワーをつけるといったことだけでなく、自分の体をよく知り、どうやったら野球の動きに生かせるかといったことも考えてほしいね。

 それにしても、私の現役時代は、国内で温泉地などに宿を取りながら、海岸やゴルフ場を走ることしかなかった。大分や佐賀の唐津などに行き、決まって行ったのは5キロ前後のロードワーク。それが終わったら、ダッシュ。腹筋、背筋も今のような器具で鍛えることはなかった。他のチームの選手と合同自主トレを行うことも少なかったよね。毎年、この時期の自主トレの光景を報道で見ると、自分のやっていた時のことを懐かしく思う。

 昨年も言ったが、方法論が増えたといっても変わらないことがある。それは自分の体のことをしっかりと把握すること。選手個々で鍛える目的は違う。何を採用して、何を捨てるのか。その選択次第で野球人生も変わってくる。

 体を完全に休めるという期間も年々少なくなってきている。準備のための準備という言葉を使う選手もいる。ソフトバンクの松坂大輔は12月にプエルトリコのウィンターリーグで4試合に登板した。2年間で1軍登板はわずか1試合。今年は野球人生をかける年になると思う。


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