大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕された元女優の高樹沙耶だが、12月17日現在、起訴後もまだ勾留中のようだ。

 自身も勾留の経験をもつ、薬物依存症回復施設「館山ダルク」代表、十枝晃太郎氏は、当時を振り返る。

「留置場に入ったのは冬だったのですが、とにかく寒かった。6畳から8畳くらいの留置場に他の犯罪者と一緒に入れられるんです。トイレも人前でしなければならず、屈辱を味わいます。食事はご飯にからあげ1個程度の弁当だったりしました。すぐ出たくなりますよ」

 捜査関係者によると、高樹は保釈申請をしているが、申請が認められない状況にあるようだ。なぜ出てこられないのか。芸能リポーターの石川敏男氏は指摘する。

「恐らく、しっかりとした身元引受人がおらず、戻せる場所がないからでしょうね。一緒に捕まった人間とまた共に暮らすとなったら、再犯の可能性が高まる。保釈を認めることはないでしょう」

 11月、タレント酒井法子の元夫・高相祐一は危険ドラッグを所持していた疑いで、3回目の逮捕となった。

「捕まるような薬物はやらないと明言していましたので、非常に驚いた」

 と語るのは、高相の知人で、作家・翻訳家の石丸元章氏だ。14年に千葉県の病院に入院し、高相と同じ時期に、薬物依存の更生プログラムを受けていた。

「奥さんとは別れましたが、子どもとは連絡を取り合っていて、『そういうことはあったけども、頑張って、すてきなパパだよ』って言ってもらえるんだと言っていました。それでも違法薬物に手を出してしまうとは」

 今年はデビュー30周年を迎え、記念コンサートや写真展の開催、写真集やDVDの発売など、勢いを増しつつあった酒井に影響はないのか。芸能リポーターの石川氏はこう見る。

「あの男(高相)に縛られているイメージがすでにまったくないから、元夫と言われても、彼女には影響ないですよ。2年前から始めたディナーショーも、今では全国で開催できるようになった。日本のファンがちゃんと応援しているということですから」

週刊朝日 2016年12月30日号