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 どうも目覚めが悪い。寝過ごすことも増えた。夜型生活のツケが睡眠不足を誘い、どうやら「社会的時差ボケ」の状態になっているらしい。睡眠時間が大事なのはわかっているが、時差ボケを解消するために早起きの習慣をつけよう! 気になっていた、飛んだり走ったりする目覚まし時計を試したところ……。

 朝6時。

「ピピッ、ピピッ」

 と鳴り響く携帯電話の目覚ましアラーム。おもむろに携帯電話を手に取る。

 しばらくすると、また響くアラーム。午前6時半。3度目でようやく重たい体を起こす。清々(すがすが)しい目覚めとはほど遠く、ぼんやりして、眠気は覚めない。

 かつては目覚めがよかったはずなのだが……。

「睡眠不足や夜型生活が原因で、目が覚めにくい時間に起きているからでしょう」

 と指摘するのは、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫・精神生理研究部部長。確かに、私は夜更かしが習慣となっている。三島部長はこう続ける。

「体内時計と、起きないといけない社会的時刻にミスマッチがあって、毎朝、時差ボケのようにつらい思いをされているんだと思います。社会的時差ボケと言われるものですね」

 目が覚めた後も、眠気が脳に残ってしまっている状態で、計算力や記憶力、推理力など、その人が持っている最大のパフォーマンスに何時間も到達しないこともあるという。

 ちなみに、日本は睡眠不足大国。日本大学医学部の内山真教授(精神医学)の調査によると、睡眠不足などがもたらす日本の経済的な損失は、年3.5兆円。そのうち、作業効率の低下が約3兆円とされている。

 私こそ、その低下に加担しているのではないか……。どうすればよいのか。三島部長は、

「個々人の体内時計に合わせて起床して仕事ができるフレックスタイム制の導入が一番いい」

 とした上で、次善の策としてこう言う。

「朝日を浴び、体内時計を朝型にしてあげると、寝起きが楽になります。そして、寝る時間を確保する。3週間継続すれば実感できます」

 さらに三つの助言も。

 一つ目は、眠いときは昼寝をする。若い人なら1時間、中年以降なら30分ほど睡眠を補う。しかし、それ以上だと、起きた後に眠気が残ったり、夜に眠れなくなってしまう。

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