室井佑月 オリンピック一色の日本に「怖くなってこないか?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

室井佑月 オリンピック一色の日本に「怖くなってこないか?」

連載「しがみつく女」

このエントリーをはてなブックマークに追加
オリンピックの陰でなにが…(※イメージ)

オリンピックの陰でなにが…(※イメージ)

 連日続く、オリンピックのニュース。日本勢の活躍は嬉しいところだが、作家の室井佑月氏は、その陰で日本の抱える様々な問題が報道されていないことに不安を覚える。

*  *  *
 今日は8月13日。オリンピックを見る毎日。

 ワイドショーに出ていても、家に帰ってテレビをつけても、ほとんどそれしかやっていない。

 ひょっとして、ほかのニュースがないのかしら?

 安倍首相は10日から2回目の夏休みに入ったしな。今回は5日間だって。7月も1週間の夏休みを取ったのに。もしかして、世の中が異常に平和なのか?

 ふと、そう思って、ぶんぶん首を振った。そんなことあるかい!

 米軍北部訓練場への、強引なヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、政府と住民が揉めたままだ。たった140人の地区に、政府は全国から500人もの機動隊を投入している。

 参院選翌日から資機材を搬入したんだよ。まるで、島尻前沖縄相が落選した、その報復みたいだ。

 そして、驚いちゃうのが、次に沖縄相になった鶴保大臣が、落選した島尻さんを大臣補佐官に起用するらしいってこと。

 どこまで沖縄の民意を踏みにじれば気が済むのか?

 鶴保大臣は就任記者会見で、こんな発言をしていた。

「(米軍普天間飛行場移設の作業が遅れている沖縄に対して)予算額を減らすのは当然。消化できないものを無理やりお口開けて食べてくださいよでは、全国民の血税で使われているお金を無駄遣いしているという批判に耐えられない」

 恫喝だ。この人、かなり偉そうであるが、血税はあなたの金じゃない。てか、税金を払っている者として、あなたみたいな人の活動費に使われるほうが嫌なんですけど。

 あ、話がかなり飛んでしまった。

 それにしても、オリンピックってなんなのか? そりゃあ、一流アスリートを見ているのは楽しい。だけど、あたしはよくわからなくなってきた。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい