どうなる5人のこれから…(※イメージ)
どうなる5人のこれから…(※イメージ)

 年始の分裂騒動から7カ月を経て、日本の芸能史上最強のアイドルグループ、SMAPが年内で解散する──。ジャニーズ事務所のあまりに唐突な発表だった上、解散コンサートも開かず、紅白も辞退するという。そんな幕切れは寂しすぎる。メンバーが笑顔で有終の美を飾るウルトラCはないのか?

 3月のある日、東京・青山の高級インテリアショップをSMAPの香取慎吾がお忍びで訪れた。

 海外のデザイナー家具などを扱う店で、インテリア好きの香取は10年来の常連。この日はベッドを探しに来たという。

「最近眠れないから、ベッドを変えたほうがいいかなと思って……」

 こう話し、約100万円のイタリア製ベッドの購入を検討していた。

 どれくらいの眠れぬ夜を数えたのか。それから約5カ月後、SMAP解散という最悪の結論が出された。

 だが、それはお盆の最中の8月14日午前1時半という奇妙な時刻の発表だった。

「14日0時39分までは、香取の番組『SmaSTATION!!』の生放送があり、放送前の発表となると、メンタルがかなりやられていると言われる彼への影響が大きくなるからという逆算からのタイミングのようです」(芸能記者)

 KAT−TUNのように、当初は活動休止の方向で進めていたという。しかし、解散という形になったのは、香取の強い意志があったとされる。ジャーナリストの中村竜太郎氏は言う。

「SMAP初期は、キムタク(木村拓哉)が圧倒的に人気で、不遇なメンバーだった香取と草彅(剛)は、元マネジャーのIさんにそれぞれ売り出してもらい、今がある。そんな恩人を裏切ったキムタクを許せないという気持ちが、香取には強かったのでしょう」

 嵐を題材とした講義を行い、『隣の嵐くん』などの著者でもある明治大学法学部講師・関修氏は、独自の角度でこう分析する。

「グループの末っ子(香取)がだだをこねるという役回りにしたような気もします。彼だけが突出して強硬に主張したのではなく、他のメンバーもそれぞれ納得いかないことなど抱えていたはず。ただ、香取君はそれを一番表面に出すタイプ。そこに草彅君、稲垣(吾郎)君が同調し、最終的に中居(正広)君も加わった形にしたほうが収まりがよかったのでは……」

 事務所によれば、7月に民放で放送された音楽特番への出演をオファーされたが、今の状況では出演は難しいと判断、SMAPは一切出演しなかった。

 7月下旬に放送された「FNS27時間テレビ」の中に明石家さんまと中居のトークコーナーがあり、興味深いやり取りがあった。

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