応募から採用まで2年半? 忘れたころにパリの国連から届いた返事とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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応募から採用まで2年半? 忘れたころにパリの国連から届いた返事とは

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週刊朝日#夫婦
川内有緒さん(右)、イオさん夫妻(撮影/写真部・岸本絢)

川内有緒さん(右)、イオさん夫妻(撮影/写真部・岸本絢)

 現在、エディター&ライターとして活躍する夫、川内イオさんとノンフィクション作家の妻、川内有緒(ありお)さん夫婦。2005年、パリの国連で働いていた有緒さんは「これから世界一周の旅に出る」という若者と出会った。輝かしいキャリアを持つ妻だが、その道のりは少々変わっている。日本大学芸術学部を卒業後、一念発起してアメリカの大学院へ。アメリカと日本でコンサルティング会社やシンクタンクに勤務しながら、辺境などを旅するライターとしても活動していた。

*  *  *
妻:国連に入ったのは本当にたまたま、というか。日本の会社で働いていたとき、ぼんやりと「転職したいな」と思って応募したんです。すっかり忘れていたころに「パリで面接をします」というメールがきて、最初は迷惑メールだと思って捨てようとしたくらい(笑)。応募から採用まで2年半かかった。「なぜ、私なんだろう?」と思いましたが、せっかく受かったので、試しに行ってみようと。

夫:僕は彼女が国連に行く前に全日空の機内誌「翼の王国」に書いた、シルクロードの紀行文を偶然読んでいたんです。当時僕は会社を辞めてライターになったばかり。「この人の文章いいな! こんな仕事したいな」と思っていた。

妻:実家の忘年会で話しているうちに「それ、私が書いたんだよ」となって。

夫:びっくりしましたよ。そんな偶然、めったにない。

妻:あれは私が初めて商業的な媒体に書いた記事だったんです。それを読んで「おもしろかったです」と言ってくれて、「いい人だな!」って思いました。それに会ったときから「若いのに意外と落ち着いた人だな」という印象があった。

夫:昔からそう言われるんですよね。


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