こんな症状が出たら要注意! 脳梗塞の4つのサインを見逃すな! 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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こんな症状が出たら要注意! 脳梗塞の4つのサインを見逃すな!

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脳卒中伴う危険な「めまい」とは…(※写真はイメージ)

脳卒中伴う危険な「めまい」とは…(※写真はイメージ)

 めまいは、耳が原因の末梢性めまいと脳が原因の中枢性めまいに大別される。末梢性の代表的な疾患が「良性発作性頭位めまい症」や「メニエール病」、中枢性の代表的な疾患が「脳卒中」だ。

 めまい疾患の約2%と多くはないが、警戒すべき「怖い」めまいが、中枢性めまいと呼ばれる、脳卒中(脳梗塞や脳出血)に伴うめまいだ。

 横浜市在住の小林大介さん(仮名・61歳)は、もともと高血圧と脂質異常症があった。ある早朝、トイレに行こうとしたとき、めまいを感じ、歩けずに座り込んでしまった。左上半身に痺れがあり、ろれつがまわらないことにも気付いたため、救急要請して脳卒中・神経脊椎センターに搬送された。

 MRIで小林さんの脳に血栓による脳梗塞が確認できたために、そのまま緊急入院。城倉医師により、直ちに抗血栓治療が開始された。点滴治療とリハビリで症状は徐々に改善し、4日後には自分で歩けるようになった。左手の温度感覚の障害と右目の見えにくさは残ったが、3週間後に退院し、現在は自宅で生活している。

 中枢性めまいは、迅速な措置がカギになる。その見分け方を、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター副病院長で脳卒中・神経疾患センター長の城倉健医師は解説する。

「ほとんどの場合、中枢性めまいには随伴症状があります。[1]ものが二重に見える、[2]話してみてろれつがまわらない、[3]手足やからだに痺れや動かしづらさがある、[4]自分で立てない、の四つを確認してください。[4]は別として、[1]~[3]に当てはまらなければ、約9割の確率で、中枢性めまいではありません。逆に、[1]~[3]の症状がひとつでもあるなら、直ちに救急要請すべきです」

 突然のめまいに襲われたとき、耳鼻咽喉科や神経内科、めまい外来に行けばいいのか、直ちに救急車を呼ぶべきなのか、判断基準を覚えておくといいだろう。

 めまいの発症率は、加齢とともに増加する。高齢になるにつれ、大脳の平衡補正能力が低下するためだ。めまいの要因も複合的になっていく傾向にある。

「ひとつ原因を解決しただけでは、治癒にはつながらないこともあります。あきらめず、さらに他の原因の可能性を探っていくことが肝要です」(城倉医師)

週刊朝日 2015年12月11日号より抜粋


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