「白髪は、ダークな色を合わせると老けて見えてしまうけど、鮮やかな色を合わせると、白と調和してより明るくなります」

 この日は、水色のジャケットに青色をベースにした幾何学模様のワンピースをコーディネート。白いパールのネックレスを合わせた。

 明るい色に抵抗があるという人はこんな方法も。11月に巣鴨で開催される「ガモコレ」でモデルデビューする伊東益子さん(68)のコーディネートのポイントは、「黒をベースにし、そこに小物などで明るい差し色を入れること」。この日は黒いロング丈のワンピースにブルーデニムのジャケットを着用。

「黒ベースにピンクや赤などの色を差すと、簡単におしゃれに見えます」(伊東さん)

 おしゃれをするとなると、肩ひじを張りすぎ、高級ブランドで全身固めてしまいがちだが、ブランドや価格、流行にこだわりすぎないことも大切だという。

「ブティックの洋服も、お手頃価格のものも着ます。年齢を重ね、自分の好みや体形に合うものがわかってきたので、高いものも安いものもうまく組み合わせています」(並木時江さん、65歳)

週刊朝日 2015年10月16日号より抜粋