<郷愁のチキンライス> ホテル仕込みの先代の味 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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<郷愁のチキンライス> ホテル仕込みの先代の味

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週刊朝日#グルメ
登喜和の鴨田夫妻(撮影・岡田晃奈)

登喜和の鴨田夫妻(撮影・岡田晃奈)

「昔は土日の家族連れのお客さんが多かったんですけどね。今は平日のほうが多いね」

 日曜が定休日になったそうである。

 そもそも中華料理店に、なぜチキンライスやオムライスがあるのだろうか。

「先代は、もともと山王ホテルで修業していたんですよ。だから、洋食も得意だったみたいですよ」

 登喜和のチキンライスも、もとは先代のホテル仕込みの洋食だったわけだ。

 登喜和の人気メニューには、カツ丼や親子丼もある。利通さんが言う。

「昔はね、そばやかき氷なんかもあって、“なんでも屋”みたいでしたよ」

 忙しいランチタイムには、近くに住む鴨田さんの長女と姪が手伝いをしてくれている。いずれはこのチキンライスの味も継承されていくのだろうか。利通さんは笑った。

「いえいえ。私の代までですね」

 当代限りの味のようである。

(太田サトル)

週刊朝日  2015年8月7日号


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