メディア行脚の安倍首相 「生肉祭り」生んだ広報戦略の穴 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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メディア行脚の安倍首相 「生肉祭り」生んだ広報戦略の穴

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安倍首相(※イメージ)

安倍首相(※イメージ)

 支持率の急降下で尻に火がついたのか。安倍晋三首相(60)が安保関連法案の説明のため、異例の「メディア行脚」を繰り広げている。

 7月20日には「みんなのニュース」(フジテレビ系)に90分間の生出演。翌21日は「深層NEWS」(BS日テレ)に登場し、23日にはラジオ番組「ザ・ボイス」(ニッポン放送)にも出演した。

 特に注目を集めたのが、「みんなのニュース」だ。「総理肝いり」の模型を使い、集団的自衛権の行使を消火活動に見立てて、安倍首相自ら解説を披露したのだ。

 模型は、アメリカ家の「母屋」と「はなれ」が火事になるという想定。「母屋」が誰かに放火され「はなれ」にも延焼するが、道路を挟んだ日本家の住人は憲法上、消火に向かうことができないという理屈だ。

 ところが安保法案によって、今後は火事の煙が日本に向いて延焼の危険がある場合、日本も道路に出て消火を手伝うことができるようになるというのだ。

 安倍首相は、

「この火が、『はなれ』にギューッと移ってくる」

「もう(煙が)来ますね、という段階で、ニッポンの消防士がやってきて、この真ん中(道路上)でですね。この、道の上から、『はなれ』を消しに行くということになります」

 と、模型の「煙」を動かしながら熱弁。ところが説明は「母屋」「はなれ」「道路」がそれぞれ何を例えているのか判然とせず、いまいち要領を得ない。赤黒くグニャッとした質感の「煙」が肉の塊を連想させることから、ネットの掲示板やツイッターでは、<生肉総理><生肉祭り>などと、首相の説明を揶揄(やゆ)する書き込みが相次ぐ事態となった。


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