大島優子(俳優)1988年、栃木県生まれ。小学生で子役として芸能界デビュー。2006年、AKB48のオーディションに合格し、主要メンバーに。12年からはチームKキャプテンに就任。14年にAKB48を卒業後は、俳優として活躍中=7月14日、本格的舞台初挑戦となる、稲垣吾郎主演「No.9―不滅の旋律―」の製作発表で(撮影/写真部・大嶋千尋)
<br />
大島優子(俳優)
1988年、栃木県生まれ。小学生で子役として芸能界デビュー。2006年、AKB48のオーディションに合格し、主要メンバーに。12年からはチームKキャプテンに就任。14年にAKB48を卒業後は、俳優として活躍中=7月14日、本格的舞台初挑戦となる、稲垣吾郎主演「No.9―不滅の旋律―」の製作発表で(撮影/写真部・大嶋千尋)

 稲垣吾郎主演「No.9―不滅の旋律―」の制作発表に登場した、元AKB48で俳優の大島優子さん。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

*  *  *

 なんだかんだいってもAKBの卒業組では出世頭。本人も夢だったという本格派俳優に近づいて、気合が入るのも無理もないけどさ。それにしてもハリウッド女優をイメージしたようなこの日のシースルーのドレス、滑りまくりだよ。ドレスはファストファッションのH&M。長い裾と、胸元のVを深くした今年はやりのデザインで、ここにクリスチャン・ルブタンの赤い高級靴を合わせてる。

 こう聞くと、高級ブランドと低価格ブランドを上手に組み合わせるハイ&ローのお手本みたいなコーデなのに、まるで似合ってないよね。サイズもブカブカだし、キャラも違う。もともとグラマーじゃないのもあって、おませな子どもが、ママのドレスをこっそり着てみました、みたいになってるもんな。

 もしこれが、藤原紀香や米倉涼子だったりしてみなよ。ナイスバディがシンプルなドレスのいい味付けになって、「これが数千円のドレス?」と絶賛されたはず。かたやこっちは、天下のルブタンがH&Mに見えるってどうよ。ま、大人の女への道は一日にしてならず。ゆっくりと進んでいきましょう。

週刊朝日  2015年7月31日号