稲垣吾郎主演「No.9―不滅の旋律―」の制作発表に登場した、元AKB48で俳優の大島優子さん。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。
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なんだかんだいってもAKBの卒業組では出世頭。本人も夢だったという本格派俳優に近づいて、気合が入るのも無理もないけどさ。それにしてもハリウッド女優をイメージしたようなこの日のシースルーのドレス、滑りまくりだよ。ドレスはファストファッションのH&M。長い裾と、胸元のVを深くした今年はやりのデザインで、ここにクリスチャン・ルブタンの赤い高級靴を合わせてる。
こう聞くと、高級ブランドと低価格ブランドを上手に組み合わせるハイ&ローのお手本みたいなコーデなのに、まるで似合ってないよね。サイズもブカブカだし、キャラも違う。もともとグラマーじゃないのもあって、おませな子どもが、ママのドレスをこっそり着てみました、みたいになってるもんな。
もしこれが、藤原紀香や米倉涼子だったりしてみなよ。ナイスバディがシンプルなドレスのいい味付けになって、「これが数千円のドレス?」と絶賛されたはず。かたやこっちは、天下のルブタンがH&Mに見えるってどうよ。ま、大人の女への道は一日にしてならず。ゆっくりと進んでいきましょう。
※週刊朝日 2015年7月31日号