三谷幸喜、角田光代らが新版 「曽根崎心中」ブームが来てる! (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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三谷幸喜、角田光代らが新版 「曽根崎心中」ブームが来てる!

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曾根崎心中

角田光代著/ 近松門左衛門著

978-4898153260

amazonamazon.co.jp

 発表した当時、社会現象となった「曽根崎心中」。次世代を担う文楽太夫の一人、豊竹咲甫大夫さんがその魅力を紹介する。

*  *  * 
■「早う殺して早う殺して」

「曽根崎心中」は、醬油屋の手代だった徳兵衛と遊女のお初が大坂の曽根崎で心中する有名な作品です。

 個人的には数年前から曽根崎心中ブームが起きていると思っています。二〇一一年に現代美術家の杉本博司さんが初演当初の原文で上演。翌年、三谷幸喜さんがパロディー版の「其礼成(それなり)心中」を制作。角田光代さんは現代語で小説化、河出書房新社が刊行中の日本文学全集ではいとうせいこうさんが新訳を発表予定です。

 そんななか、毎年六月に大阪・国立文楽劇場で開催する文楽鑑賞教室も今年、曽根崎心中を上演します。

 鑑賞教室は若い世代に楽しんでもらうための公演で、あらすじや文楽の三業(太夫、三味線、人形遣い)の解説があります。中堅や若手が出演するので、力量を必要とする曽根崎心中のような世話物を取り上げるのは珍しいのです。

 午前と午後、日程の前半と後半とで配役が代わるので、毎回新鮮な気持ちでご覧いただけると思います。四時間ある通常公演とは違い、休憩と解説を入れても二時間四十五分と時間もコンパクト。料金も通常よりお求めやすいので、初めて観る方にとっては絶好のチャンスでしょう。特に六月八日と十七日は「社会人のための文楽入門」と題し、開演が午後六時半と遅くなります。


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