「尻タレ」も 赤ちゃんモデルは「下剋上」の世界 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「尻タレ」も 赤ちゃんモデルは「下剋上」の世界

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 ドラマや映画、雑誌、CMと、需要の高い「赤ちゃんタレント」。なかでも花形はオムツCMだろう。倍率は100倍以上ともいわれる狭き門で、オムツCMならではの仕事もある。

 オムツCMの場合、オーディションでは当然、

「お尻も見せてください」

 と頼むことが多い。

 スタイルや顔のほか、オムツにフィットするお尻という要素がある。しかしそれだけではない。赤タレ業界大手の「セントラル子供タレント」のマネジャー、合羽井一尋さんは言う。

「メーンの子は顔で選ぶとしても、お尻に蒙古斑がある場合もあります。でも、オムツCMに出てくる赤ちゃんのお尻には、蒙古斑はないですよね? それはお尻パーツタレントを使っているからです」

「手タレ」や「脚タレ」のように、赤ちゃんにはお尻だけ出演する「尻タレ」がいるのだという。

 さらにはオムツCMなどの場合、メーンの子のほかに、「スタンバイ」として体格や髪形が似ている「替え玉」を数人用意することが多い。もちろん全員がCMに出られるわけではない。現場で赤ちゃんの世話をする「ベビーモデルトレーナー」野田純子さんは言う。

「通常、赤ちゃんたちには全員同じ服を着せ、控室でママと一緒に待機してもらいます。そして、赤ちゃんたちの様子を見ながら、インカムで『今、第2候補の調子が良いです!』とか、連絡をとりあい、調子の良い子がスタジオに呼ばれるんです」

 結果、控室でずっと待機したまま、最後までスタジオ入りできず、肩を落として帰っていくママもいる。

 ときには、その日の体調や笑顔や機嫌の良さから、メーンの子を押しのけ、のし上がる赤ちゃんもいるという。赤タレという戦場は「下克上」もあり、である。

週刊朝日  2014年10月3日号


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