美智子さま 何度もママ友に“おわびの電話” (2/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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美智子さま 何度もママ友に“おわびの電話”

生後6カ月になった浩宮さまは美智子さまにあやされて大喜び=1960年8月撮影(写真:宮内庁提供) (c)朝日新聞社 

生後6カ月になった浩宮さまは美智子さまにあやされて大喜び=1960年8月撮影(写真:宮内庁提供) (c)朝日新聞社 

〈分娩(ぶんべい)はみせものでないから出来る丈(だけ)人を入室させたくない。この前は多すぎた。御料病院であるが病院のものは御料のものでないから遠慮して頂いて小人数にしたい〉

 この時点で病院はまだ決まっていませんでした。佐藤東宮侍医長は、ご出産は宮内庁病院でと申し出、皇太子ご夫妻がそれを了承するかわりに、分娩室に入るスタッフの人数は少人数に制限していただきたいと申し入れたのです。実は前回、昭和35(60)年2月、浩宮さまご出産のときは天皇家初の病院出産だったこともあり、皇室や東大病院から大勢の人間が美智子さまのお産に立ち会っていました。海外の王室でもマリー・アントワネットの出産など、お産をする立場の女性からは信じられないほど多くの人が立ち会った記録が残っています。

 第2子出産の立ち会い医師の人数は、前回の半分以下という話にまとまりました。しかしそれでも10人余りで、その決定まで非常に時間がかかったのです。

 振り返ってみると、浩宮さまご出産の折、美智子さまの歌の指導をしていた歌人五島美代子さんが、入院直前まで美智子さまを励まされていました。初産におびえる美智子さまに五島さんは20年前に書かれたご自分のお産の手記をお見せして激励されたのです。「自然の波に乗るようにしてお身をお任せになりさえすれば自然に苦痛は耐えられます」。難産を克服して17時間、産みの苦しみの中での浩宮さまの出産だったのです。


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