寝たきりが回復し海外旅行まで! 口から食べることの重要性 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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寝たきりが回復し海外旅行まで! 口から食べることの重要性

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週刊朝日#健康

 家族の病気を通して「口から食べることの大切さ」を痛感し、多くの人に伝えようと活動をしている歯科医師がいる。

 2000年7月、当時福岡歯科大学病院に勤務していた塚本末廣歯科医師は、神戸市に住む妻の母、呉本秀子さん(当時68歳)が倒れ、市内の病院に救急搬送されたと知らせを受けた。

「急性心筋梗塞および脳梗塞」と診断された秀子さんだが、いったんは回復。しかし9月になると血尿や発熱が続くようになり、だんだん弱っていった。

 11月に塚本歯科医師が見舞うとベッドに寝たきりで、熱が続いているせいか目もうつろ。

「さらに病院からは、腎がんの可能性、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染、敗血症を起こしている、といったネガティブな検査結果が次々伝えられていて、これはもう死ぬんじゃないかと感じました」と、塚本歯科医師は振り返る。

 歯科医師として何より気になったのは、入院以来ずっと栄養を流し込むIVH(中心静脈栄養)のカテーテル(管)が血管内に留置され、口からは何も食べていなかったことだ。食べられないからIVHを装着しているはずなのに、なぜか薬は口からのんでいる。

「食べさせていないだけで、本当は食べることができるんじゃないか」

 そんな疑問が湧き上がった。とはいえ、何カ月も使っていない秀子さんの口の中はパリパリに乾燥し、口腔カンジダ症になっていた。免疫力が落ちたために、常在真菌のカンジダが異常に増殖した状態だ。


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