俳優・松村雄基 大映ドラマ全盛期から20年間も介護を続けていた!

介護を考える

2014/06/30 07:00

 80年代、テレビで人気の学園ドラマ「不良少女とよばれて」「スクール・ウォーズ」の不良役として鋭い眼光と激しいアクションで魅了した俳優・松村雄基さん(50)。実は当時、親代わりだった祖母が倒れ、その後20年間、介護が続いたという。その時の話を聞いた。

*  *  *
 家庭の事情で、生まれたときから祖母と二人暮らし。自宅に生徒を集めて詩吟を教えるなど、しっかり者でかくしゃくとしていて、母親代わりに孫の私を厳しく育ててくれました。

 そんな祖母が脳梗塞で倒れたのが18歳のとき。デビュー翌年で、後遺症で体の自由がきかなくなりました。家ではトイレの介助をし、アパート暮らしで風呂がなかったので、銭湯までおんぶしていきました。

 まさに大映ドラマ全盛期で、スケジュールは連日ぎっしり。始発電車で撮影所に入り、仕事中は近所に暮らす叔母一家が介護し、私が終電で戻って交代する……。まさに介護と仕事を往復する日々でした。

 でも、撮影現場は同年代の仲間がいっぱいいる学校みたいな雰囲気で、気分を切り替えられました。介護のせいで友達と遊べないというような不満を感じることはありませんでしたね。

 やがて祖母に認知症の症状が表れてきました。介護を始めて8年目、叔母一家と同居することにしました。それでも任せきりにはせず、交代しながら介護にあたりました。
 祖母は昼夜逆転していたので、夜は私がソファに横になり、祖母の話に付き合いました。介護しながらセリフを覚えた夜も幾度となくあります。

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