怪我に苦しむ丸山茂樹が元祖「怪物」から学んだこと 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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怪我に苦しむ丸山茂樹が元祖「怪物」から学んだこと

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

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週刊朝日

 ゴルフ界のレジェンドを集めたイベントに参加したプロゴルファーの丸山茂樹氏。先輩の姿を見て元気が出たという。

*  *  *
 いやあ、春ですね~。読者のみなさん、いかがお過ごしでしょうか?

 僕は先日、企画段階から関わった「エイブル・ウッドワンInvitationalチャリティプロアマトーナメント」(3月26~28日、千葉・平川CC)に参加してきました。

 ただ参加といっても、左手親指付け根と左肩の痛みがあるので、肝心のプレーはできず……。アンバサダーとしてお客さんを盛り上げましたけど、やっぱりふがいないですよね。

 せっかく青木功さん(71)や倉本昌弘さん(58)をはじめ、シニアツアーから10人、レギュラーツアーから40歳以上の10人が集まってくださったのに。一緒に回りたかったですよ。

 それでもこの3日間を与えていただいて、久しぶりに楽しかったですよ。1990年代のゴルフ界を沸かせた往年のレジェンドたちが大集合したんですから、当然、話は弾みますよね。大先輩のみなさんにも喜んでもらえましたし。こういうイベントが日本各地でいくつか新たにできたらいいな、と思いますね。スポンサードしてくれる方が出てきてくださったら、と。

 2日間36ホールで争ったプロアマは、日大ゴルフ部の先輩、川岸良兼さん(47)が優勝。賞金300万円をゲットされました。

 川岸先輩は、僕がジュニア時代にあこがれたスターです。元祖「怪物」ですよ。相変わらずの飛距離で、「先輩すごいですね~」って声をかけたら、「いやあ、俺いま飛んでんだよ。打倒・松山英樹だな~」なんて言ってました。ハハハハハ。先輩が明るくゴルフをやってらっしゃる姿っていうのは、後輩にとってはうれしいもんですね。このトシになってくると。

 川岸先輩も近年は下部ツアーが主戦場。昨年はレギュラーツアー出場が2試合だけと、苦しい戦いが続いています。

 でも、先輩はあと2シーズン過ぎればシニアツアーに出られるんです。シニアであの飛距離があればもう、すごいもんですよ。この2年をどう過ごすかによって、シニアで再ブレークできる可能性があるわけです。だから、ああやって明るくゴルフができてるんじゃないでしょうか。長年苦しんできたけど、目の前に新しい目標ができてゴルフが楽しくなる。そういう考え方だって、あるんです。

 川岸先輩の明るさに触れて、元気をもらいました。僕だって正直、指が痛くなけりゃ、まだ十分やれると思ってます。

 いまはちょっと先の見えない状況ですけど、春ですからねっ。明るく前向きに頑張っていきますよ!

週刊朝日  2014年4月18日号


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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。

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