NHK局内がちょっとした騒ぎになっている。

「本当にビックリしました。毎日取材に飛び回っている彼女が結婚、しかもひと回り年上のセンセイと一緒になっていたなんて……」(同局スタッフ)

 話題の主は、経済部記者で「Biz+サンデー」のキャスターを務める飯田香織氏(43)。NHKでは有働由美子アナウンサー(44)と並ぶ“独身大物”とささやかれていたが、実は結婚していたというのだ。

「結婚時期は、今春ごろのようです。3年前の夕刊紙のインタビューには『タイミングと勢いを逃してきた』と寂しそうに語っていたので、その後にステキな恋愛があったのでしょう。結婚は一部の上司にしか伝えなかったらしく、経済部内でも話が広まらなかった」(前出のスタッフ)

 飯田氏は慶大卒業後、1992年にNHK入局。旧通産省や財務省担当、ワシントン特派員などを歴任し、帰国後の2010年から、夜の経済番組のキャスターを務めている。開始当初は、退局した堀潤アナウンサーとコンビを組み、高視聴率をたたき出していた。

「彼女の口癖は『私は若くもないし、美人でもないけど、人脈や取材力は負けない』で、記者会見から経営者インタビュー、情報提供者への取材と精力的にこなしています。一方で料理が趣味で、弁当や特製スムージーを作っては会社に持参するという女性らしい一面もあります」(同局記者)

 そんな彼女を射止めたのが、民主党の岸本周平衆院議員(57)だ。東大~旧大蔵省というエリートで、04年に退官した後はトヨタ自動車の渉外部長などを務めた。

 05年の小泉郵政選挙で、故郷の和歌山1区から出馬するも落選。しかし、徹底した「ドブ板」で09年、昨年と連続当選している。民主党関係者が飯田氏とのなれそめを明かす。

「出会いは約10年前ですね。大蔵官僚と担当記者として知り合ったようです。当時、岸本さんには夫人と子どもがいましたが、夫人の反対を押し切って郵政選挙に出ることを決めたため、離婚。その後は独身で、4年前に飯田さんがワシントンから帰国したのを機に、食事やお酒を飲む間柄になり、思いを寄せたようです」

 逆風の選挙を勝ち抜き、人気キャスターまでゲットした岸本センセイ。だが、気になる過去もある。

 大蔵省主計局に勤務していた約20年前、銀行や証券会社から「ノーパンしゃぶしゃぶ接待」を頻繁に受けていたのだ。その乱痴気ぶりは、写真週刊誌にも大きく報道された。当然、経済部の記者である飯田氏も知らないはずがない。そんな過去を許した上でのゴールインなのか。

 二人のコメントをと思い、NHK広報部に取材を申し込んだが、「プライベートに関する質問には、お答えしていません」。岸本議員に電話取材を試みるも、「その件はノーコメント。一切ノーコメントです。失礼します」と冷たく切られてしまった。

 ともあれ、さまざまな経験を積んできたお二人。末永くお幸せに……。

週刊朝日 2013年9月6日号

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