壇蜜「ポンコツの人生、失うものはない」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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壇蜜「ポンコツの人生、失うものはない」

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「壇蜜に興奮!? 田原氏脱腸悪化で再入院」。ジャーナリストの田原総一朗氏が、タレントの壇蜜と対談した2日後、スポーツ各紙でそんな見出しが躍った。その対談の内容とは。

*  *  *
田原:グラビアアイドルとしてデビューしたのは29歳のときで、ヌードに近いような写真もずいぶん撮られてきたと思います。そういう雑誌を男性に見られるのは、どういう気持ちですか。恥ずかしいと思わなかった?

壇蜜:はい。私の写真を見た男性たちが、これで明日からまた仕事が頑張れたらいいなと。グラビアという仕事に、何かしらの運命というか、天命のようなものを感じているんです。本当は見せたくないけどとか、次のステップのために仕方なく、とかそういう気持ちはまったくない。

田原:カメラマンはいろいろなポーズを要求するし、中にはわいせつに近いようなヌードを撮りたい、という人もいるでしょう。嫌になりませんか?

壇蜜:「私でそうやって遊びたければ、どうぞ」という気持ちです。

田原:何なんでしょうか、その感覚は。

壇蜜:何でしょうね。そこまで中途半端に生きてきた自分のことをあまり好きになれなかったので、失うものが何もないような気がしていたんですよね。

田原:そんなに若いのに、もう、そんな気持ちになったんですか。

壇蜜:そうですね。自分の人生がすごくポンコツに見えたんでしょうね。野球の松坂大輔選手が私と同い年で、いわゆる「マツザカ世代」なんです。松坂選手が野球界を背負ってあれだけ働いているのに比べて、自分は何をしているんだろうと。お金をかけてもらって学校にも何回も行っているのに、お金にならない人生だなって。

田原:お金が嫌いなんだったら、それでもいいじゃないですか。

壇蜜:親に対してだけは、赤字でいたくないんです。

田原:なるほど。壇蜜さんがおもしろいのは、「グラビアアイドルは裏方だ」と言っていることです。カメラマンや助手たちが一生懸命モデルを撮ろうとするんだから、主役中の主役ではないんですか。

壇蜜:主役は、読者であるような気がするんです。お金を出して、それを手に取ってくれている人間が、いちばん盛り上がらなくてはいけない。私は、その人たちを楽しませるだけの者に過ぎない気がして。

田原:いいんですか、それで。読者の男性は壇蜜さんの写真を見て、ムラムラするわけでしょ。

壇蜜:私本体は、いろんな方と性行為はできないので、それで済んだらいいかなって。したいのは山々ですけど、もう30代にもなって、みんなとしていたら体が壊れちゃいますから。

田原:そりゃそうだよ。(笑い)

壇蜜:だから私のヌードでみんなが楽しんでくれたら、それでいいじゃないかと。

田原:なんだか、すごい「奉仕の精神」の持ち主なんですね。

壇蜜:うーん。それしかできないんでしょうね。

田原:これから先は、何をしていきたいと思っているんですか。

壇蜜:何も考えてないというのが、本当のところです。人を喜ばせることしかない。正直言うと、最初は3年やって辞めるつもりだったんです。

田原:辞めてどうするつもりだったの?

壇蜜:スーパーのレジ打ちでいいかなって。何やってても一緒なんですよ、きっと。

週刊朝日 2013年8月30日号


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