もう「南極2号」じゃない 進化するラブドールが日本を救う? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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もう「南極2号」じゃない 進化するラブドールが日本を救う?

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(※イメージ)

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 ラブドールの存在が、心の寂しさを癒やしてくれるってお客が多いんだ。ラブドールは動かないし、しゃべらない。だけど、人のように扱うことによって、扱う側が癒やされているんだよ。人格を見いだすんだろうね。

 何かの事情でお客がラブドールを手放さなきゃならなくなったとき、「里帰り」としてうちで引きとって人形供養しているんだ。お客は自分で捨てることに耐えられなくなっているから。これまで着させてきた服をきちんと畳んで一緒に箱に入れてきたり、箱に花を敷き詰めて送ってきたりするお客もいるんだ。

 ラブドールには、お客一人ひとりが心を入れる。だから2030年になったって、ラブドールがロボットになって歩いたり、しゃべったりはしない。それは違うと思うんだよ。

 ただ、高齢者がより癒やされるように、“体温”を感じられるようにしたいと考えている。人肌に近づけたい。素材がシリコーンなんで、冬場に抱くと冷たいんだ。2030年には、身も心も温かいラブドールが開発されていると思うよ。あとは、高齢者が使いやすいように軽量化も進むだろうね。

週刊朝日 2013年1月18日号


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