出費の中でなかなか削ることのできない携帯電話使用料。実はキャリア別にさまざまな節約方法がある。

 新たに携帯電話を契約する際には、携帯電話会社や代理店が展開するキャンペーンをうまく活用しよう。NTTドコモでは、公式オンラインショップで携帯電話を購入すると、端末代金が割引になる「ドコモオンラインショップ割」がある。割引額は機種によって異なるが、新規契約でも機種変更でも最大83%引きになる(11月28日現在)。

 auなら期間限定の割引キャンペーンが狙い目だ。年内に他社からauのスマートフォンに乗り換えると、毎月の基本使用料が2年間無料となり、2万3520円(980円×24カ月) の節約になる。

 ソフトバンクモバイルは、同社の正規代理店が独自に展開する「キャッシュバックキャンペーン」を利用する。代理店によって金額は異なるが、なかには番号を変えない他社からの乗り換え(MNP)で、基本使用料の割引や現金2万円など計7万円をキャッシュバックしてくれる店もある。店頭で購入する前に、インターネットなどで複数の代理店のサービスを比較し、自分が欲しい携帯電話にどのような割引が適用されるか確かめよう。

 外出先で携帯ゲーム機やパソコンを無線でインターネットにつなげるため、スマートフォンのほかにモバイルルーターを利用している人は、いま使っているスマートフォンがテザリングに対応しているかどうかを確認しよう。

 テザリング対応機種ならモバイルルーターとしても使えるので、ルーターを解約できる。

週刊朝日 2012年12月14日号