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糖質制限ダイエットでγ-GTPが低下 酒を飲んでもOK

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#食

 肝機能の状態を表す「γ-GTP」。定期健康診断のたび、この数値に一喜一憂している左党は多いだろう。酒を飲むと上がり、高い値が続くと脂肪肝や肝硬変、肝がんになるためだ。だが、「酒か健康か」の二択ではなく、「酒も健康も」を実現する秘策があるという。
 近年注目を集めている「糖質制限ダイエット」で、γ-GTPが下がった人もいる。都内の男性会社員Bさん(58)だ。管理栄養士の指導で食事の内容を変えたところ、毎日晩酌しているのに、110だったγ-GTPが1年後には22に下がったという。
 糖質制限ダイエットは、血糖値を上げる「糖質」を多く含むご飯やパン、麺類、砂糖、果物などの摂取量を減らしたり、断ったりすることで、血糖値や体重を管理する方法。肉や魚、豆などはたっぷり食べていいので、刺し身や焼き鳥、おひたしや冷や奴、もずくの酢の物などをつまみに一杯ということも可能だ。ストレスなくダイエットができるため、左党にも人気が高い。
 Bさんを指導した管理栄養士の大柳珠美さんが言う。
「糖質の多いビールと日本酒は避けてもらっていますが、Bさんはいまも毎日のように晩酌していますし、量も以前より多くてワインを1本空けることもある。にもかかわらず、γ-GTP、血圧、中性脂肪などが正常値に下がり、7キロの減量にも成功して、今もキープしています」
 横浜市立大病院消化器内科の米田正人医師も、糖質制限ダイエットは肝臓の健康を取り戻すのに効果があると評価する。
「良質なたんぱく質は、肝臓の健康には欠かせません。また、たんぱく質は摂取したカロリーの約30%が熱となって発散されるので太りにくい。一方、砂糖や果物などに含まれる二糖類は肝臓で脂肪になりやすいので、糖質を控えるのは脂肪肝対策にもなります」
 体重や食事に気をつければ、酒量を減らすことなく、「酒も健康も」を実現できるようだ。

※週刊朝日 2012年9月28日号


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