オリンピックおじさんの北京五輪 大会途中で落胆、帰国した理由 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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オリンピックおじさんの北京五輪 大会途中で落胆、帰国した理由

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週刊朝日

 いよいよ開催が目前に迫ってきたロンドンオリンピック。13大会連続の参戦を目指しているオリンピックおじさんこと、山田直稔さんは、2008年に開かれた北京大会をこう振り返る。

*  *  *
 実はね、私は大会の半分の日程が終わったところで、応援を切り上げて帰国したんだ。運営のひどさにガッカリしちゃってね。

 私は日本選手の応援をするだけではなく、オリンピックそのものの応援団長という気持ちで平和と友好を訴えてきたつもりなんだよ。でも北京五輪は、中国による中国のための大会だった。まるで「中国国体」を見せられているような気持ちになったんだ。

 開会式に世界からやってきた人たちは、自分の国の旗も持ち込めなかったんだ。私は旧知の中国のテレビ局関係者から貴賓席に招かれていたから、荷物チェックもなく、日の丸の旗を広げられたんだけどね。柔道会場でいつものように日の丸の旗を振って応援しようとしたら、ボランティアのスタッフに止められたこともあった。日本の選手が出てくるたび、容赦ないブーイングを浴びせた中国の観客たちもいたんだよね。これでも世界の祭典って言えるの??

 今度こそ北京で応援人生は終わりだと思って、2度目の「引退宣言」をしたんだ。でも、まだまだ元気だったし、ある人との出会いがまた、私の気持ちをロンドンへと駆り立てたのです。

※週刊朝日 2012年7月27日号


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