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石川県はこのあと雨はやんできますが、地盤が緩んでいるところが多くあります。地震の復興作業では、土砂災害に十分に注意してください。

石川県 雨雲は次第に遠ざかる

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今日8日、低気圧や前線の影響で石川県では10時現在、所々で雨が降っています。

今朝にかけて、石川県内では5月としては記録的な大雨になった所がありました。珠洲市の48時間雨量は117.0ミリ(8日午前6時50分まで)と、5月としては統計開始以来、最も多くなりました。

今日このあとは、石川県にかかっていた雨雲は次第に東へ移動し、石川県の雨は止んでくるでしょう。

地震の被害の大きかった能登地方北部でも、雨が止んで一部の地域では日の差すところもありそうです。

雨が止んでも油断禁物 地盤緩んでいるところ多い

雨が止んでも油断は禁物です。
8日午前10時30分現在、土砂災害の危険度は高いところが多く、地震の被害の大きかった能登半島北部は「警戒」レベルとなっています。

GW中に発生した地震の復興作業を行う方は、土砂災害などに十分な注意をお願いします。
気象庁は、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意を呼び掛けています。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。