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今週末までは厳しい寒さに。27日(月)以降は気温上昇で春の到来を感じられそう。積雪の多い地域では、雪解けによるなだれや屋根からの落雪などにご注意を。

24日(金)~3月2日(木) 厳しい寒さは週末まで

あす24日(金)は南の海上に前線がのびて、九州から近畿は太平洋側を中心に昼頃まで雨が降るでしょう。関東は、夕方から沿岸部を中心に冷たい雨が降りそうです。また夜になると、北陸から北海道では雪や雨が降りだし、局地的に雷を伴うでしょう。

25日(土)は冬型の気圧配置に変わり、日本海側は広い範囲で雪が降りそうです。26日(日)にかけて真冬のような冷たい空気が流れ込むため、晴れる太平洋側でも、厳しい寒さが続くでしょう。

寒さは週末までで、週明けは一気に春めいてきそうです。27日(月)と28日(火)は全国的に晴れて、日中は気温がグンと上がるでしょう。28日(火)の最高気温は、札幌で7℃、仙台で13℃。平年より大幅に高く、朝晩と日中との気温差が大きくなりそうです。

3月1日(水)は九州で雨、2日(木)は雨の範囲が広がり、北海道も雨になる時間が長いでしょう。気温は、平年並みか平年より高い予想です。

3月3日(金)~8日(水) 気温上昇 花粉大量飛散

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3月3日(金)以降は、全国的に晴れる日が多くなりそうです。最高気温は、九州から関東では15℃前後まで上がる日が多く、日差しのもとでは春の訪れを実感できるでしょう。スギ花粉の飛散がピークになるため、これまで以上に花粉を取り込まない工夫が必要です。

また暖かさが続くことで、積雪の多い地域では雪解けが進むでしょう。きょう23日現在、東北、北海道では、積雪の深さが平年よりも多い所がほとんどです。雪解けによる災害にご注意ください。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。