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18日月曜は、新潟県村上市で1時間に59.0ミリの非常に激しい雨を観測し、山形県庄内空港では1時間に33.0ミリの激しい雨を観測しました。午前10時現在、九州や中国地方の所々で雨雲が発達中です。午後は、九州を中心とした西日本で大雨の所があり、東・北日本では急な雨や雷雨に注意が必要です。

観測史上1位の雨量の所も

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18日月曜の午前中は、新潟県や山形県付近で、大気の状態が不安定になりました。

新潟県村上市では、午前6時55分までの1時間に59.0ミリの「非常に激しい雨」を観測しました。なお、新潟県村上市では、午前8時までの3時間降水量が109.5ミリと、観測史上1位の値を更新しました。新潟県村上市の平年7月の降水量は240.6ミリですので、平年7月ひと月分の5割近い雨が、たった3時間で降りました。

また、山形県庄内空港では、午前2時7分までの1時間に33.0ミリの「激しい雨」を観測しました。

一方、前線が近づいた影響で、九州でも雨雲が発達しました。鹿児島県鹿児島市喜入では、午前5時30分までの1時間に23.0ミリの「強い雨」を観測しました。

午前10時現在の雨雲レーダーをみますと、発達した雨雲のかたまりは、対馬海峡から日本海西部と海上が中心ですが、九州や中国地方の所々で、雨雲が発達しています。

午後は 九州を中心とした西日本で大雨

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18日月曜午後は、九州を中心とした西日本で、雨の降り方が強まるでしょう。「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨になる所がありそうです。西日本の大雨は、20日水曜まで長く続くため、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要です。

特に、18日月曜~19日火曜朝の、暗い時間帯に雨の強まる所もありますので、大雨への備えは、日中の明るいうちに、行ってください。

一方、東・北日本では、天気が変わりやすく、局地的に雨雲や雷雲が発達するでしょう。落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に、十分お気をつけください。

大雨の備え

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雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。

② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。