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大型で非常に強い台風9号の接近で沖縄と奄美は大荒れの天気が続く。九州から東海は日差しが強く、猛烈な暑さ。関東以北は、太平洋沿岸ほど雨雲がかかりやすい。

台風9号 沖縄は夕方まで猛烈な風 奄美も大荒れ

大型で非常に強い台風9号は、きょう1日の明け方にかけて久米島に最も接近しました。久米島空港で午前3時30分に最大瞬間風速54.5m/sを観測するなど、猛烈な風に。このあと次第に北上しますが、動きは遅く、沖縄は大荒れの天気が続きます。

久米島を含む本島地方を中心に、「夕方」にかけても猛烈な風の吹く所があるでしょう。海はうねりを伴って猛烈なシケ。午前を中心に高潮による浸水にも厳重な警戒が必要です。雨のピークも昼頃までで、1時間に80ミリの猛烈な雨の降る所があるでしょう。

奄美も大荒れの天気。厳重な警戒が必要なのは高波で、猛烈なシケが続きます。また、きょういっぱい、道路標識が傾くほどの非常に強い風が吹き荒れるでしょう。午後は滝のような雨が降りそうです。

【1日に予想される風速、波の高さ、雨の量】

●最大風速(最大瞬間風速):沖縄40m/s(60m/s)、奄美25m/s(35m/s)

●波の高さ:沖縄13メートル、奄美10メートル

●24時間雨量(多い所):沖縄180ミリ(2日午前9時まで)、奄美120ミリ(2日午前6時まで)

西日本から北日本 日本海側を中心に晴れ 九州では早めの台風対策を

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九州は、午前中はおおむね晴れ。午後は台風9号周辺の湿った空気が流れ込み、南部を中心に所々で雨。沿岸部では風が次第に強まりそうです。あすは、東シナ海を北上する台風9号の影響で大荒れとなりますので、きょうの出来るだけ早いうちに対策をなさってください。

中国、四国、近畿、東海、北陸は大体晴れますが、午後は山沿いを中心に雨や雷雨の所も。関東と東北太平洋側は、海からの湿った空気の影響で雲が広がりやすく、沿岸部を中心に所々で雨。東北日本海側は晴れるでしょう。北海道も日差しがありますが、太平洋側は弱い雨の降る所もありそうです。

最高気温 九州から東海 きょうも猛暑

日中の気温は、東海から西は35度前後で、九州北部を中心に37度くらいまで上がる所も。きょうも、熱中症に警戒が必要です。

北陸は30度~33度くらい。猛暑日の所はなさそうですが、それでも厳しい残暑です。

曇りや雨の関東は30度前後で、きのうまでに比べると暑さが和らぎます。

東北は、晴れる日本海側は30度くらいの所が多いですが、太平洋側は25度~28度の予想です。

北海道は、きのうよりやや高くなりますが、それでも23度前後と暑さはなく、過ごしやすいでしょう。

きょう9月1日は防災の日

1960(昭和35)年に制定された防災の日。

この日は、1923(大正12)年に発生し、多くの市民を巻き込んだ「関東大震災」に起因するものです。都市型地震災害として、学ぶところが大きな地震でもあります。加えて、1982(昭和57)年からは、9月1日「防災の日」を含む1週間を「防災週間」として、各地で防災訓練や防災を啓発する行事が行われています。ことしは、8月30日から9月5日が防災週間です。

毎年、今頃は、昔から台風の厄日の一つとして農家の方々などに知られてきた「二百十日」にあたり、その10日後には「二百二十日」があります。

今年はコロナ禍の影響で取り止めになる地域行事も多々ありますが、ご家庭や職場などで、台風や地震など自然災害への備えを確認しあう良い機会になればと思います。

tenki.jpでは、【特集:新型コロナと自然災害に備えて】という記事を掲載しています。こちらも是非参考になさって下さい。