平年では1月下旬から岸から初めて見られるようになる冬の使者「流氷」ですが、今シーズンは流氷の南下が平年より早まっています。

気象庁「海氷解析図」をもとに加工して作成
気象庁「海氷解析図」をもとに加工して作成

冬の使者「流氷」が接近中!

冬型の気圧配置などで北よりの風の吹く日が多く、平年より流氷の南下が早まっています。
あす以降は、それほど流氷の南下はない見込みですが、クリスマスイブ頃には強い冬型の気圧配置となり流氷が南下しやすくなりそうです。今シーズンは、岸から初めて流氷が見られる「流氷初日」が平年より早くなりそうです。

これまでで最も早かったのは?

道内で岸から流氷が初めて見られる「流氷初日」が最も早かったのは1946年の統計開始以来、網走で12月27日(2002年)、稚内では1月8日(2001年)となっており、年末年始に流氷が見られたこともあります。
今シーズンは、流氷の南下のスピードに注目です。

気象庁「オホーツク海の海氷分布(実況) 平年との比較図」をもとに加工して作成
気象庁「オホーツク海の海氷分布(実況) 平年との比較図」をもとに加工して作成