けさ(11日)の北海道は気温が下がり、札幌や旭川など広い範囲で今シーズン一番の寒さとなりました。来週17日の、ボージョレ・ヌーボー解禁を前に、北海道の内陸では氷点下13℃以下とワインが凍るほどの冷え込みになった所も。写真は、オホーツク海側の内陸にある滝上(たきのうえ)の今朝の様子です。寒さが厳しく、川霧が発生しました。

けさの滝上の様子
けさの滝上の様子

冷え込んだ原因は?

けさの道内は高気圧に覆われ、穏やかに晴れました。このため、地上の熱が上空へ逃げる放射冷却現象が発生しました。また、上空には寒気が残っており、冷え込みが強まりました。
喜茂別(きもべつ)では氷点下13.7℃まで気温が下がり、道内の今シーズンの最低気温を更新しました。
札幌もけさは、氷点下3.2℃まで下がるなど、道内で気温を観測している173地点中、114地点で今季一番の寒さとなり、12月上旬から中旬並みの所が多くなりました。

けさの道内各地の気温
けさの道内各地の気温

土日はホッとできる気温に

土日(12~13日)は、上空の寒気は抜ける見込みです。
最低気温は0℃前後、最高気温は10℃くらいまで上がる所が多く、ようやく平年並みの気温となりそうです。
寒さは緩みますが、天気の崩れる時間がありそうです。
土曜日の午前中は全道的に湿った雪や雨が降り、日曜日も札幌など南西部を中心に日中は通り雨があるでしょう。
路面状況も変わりやすくなります。路面と天気の変化に注意して下さい。

土日は路面状況の変化に注意
土日は路面状況の変化に注意