「ん」から始まる二十四節気「冬至」。かぼちゃを食べて寒さを乗り切りましょう!

2017/12/22 14:31

本格的な寒さが始まる時期にやってくる二十四節気「冬至」。今年は12月22日が冬至にあたります。 冬至には、かぼちゃを食べるという風習がありますよね。なぜだかご存じですか? 季節の慣わし「冬至」を楽しみつつ、これからの時期を元気に過ごすために、かぼちゃを使ったレシピをご紹介します。

なぜ「かぼちゃ」?「ん」って何? 冬至は一年の中で最も昼が短い日です。 ということは、この日を過ぎるとまた日の長さが伸びていくのです。そこで、再び春(新年)がめぐってくることや、悪いことの後に良いことが訪れる、衰弱からの再生、などの「よい兆し」として冬至を過ごす風習が生まれたようです。 五十音最後の「ん」は、この冬至のまた新しく生まれ変わっていく「終わりから始まりへの象徴」として、また験担ぎの「運」を上げるという意味合いがあるそうです。夏に「う」のつくものを食べるのと同じですね。 あれ?かぼちゃに「ん」がついていないじゃない?いえいえそんなことはありません。 かぼちゃを漢字で書くと「南瓜(なんきん)」。他にも運を上げるとして蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)なども食べたりします。
写真映えもよし!「丸ごとかぼちゃグラタン」 それでは、お子様から大人まで、かぼちゃを丸ごと美味しくいただくレシピをご紹介しましょう。 <材料(作りやすい分量)> 坊ちゃんかぼちゃ 1個(400g) 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個(80g) ベーコン(みじん切り) 35g 小麦粉 大さじ1 無調整豆乳  80ml とろけるスライスチーズ 2枚 オリーブ油  適量 塩・こしょう 各適量 パルメザンチーズ・パン粉 少々 <作り方> 1、かぼちゃは丸ごとラップをしてレンジ600wで5分加熱する。フタになる部分を切り、種とワタを取り除く。 2、フライパンにオリーブ油をひき中火に熱し、玉ねぎ・ベーコンを炒め塩こしょうで調味して、小麦粉を加え混ぜる。 3、豆乳を少しずつ加えて混ぜながら、スライスチーズを加え全体を混ぜ合わせる。 4、1の中に3を詰め、上からパルメザンチーズ、パン粉をふりかけトースターで10~15分こんがりと焼く。
子どもと一緒に作っちゃおう!「かぼちゃクッキー」 <材料(作りやすい分量)およそ10枚分> かぼちゃ(種を除き)  約100g コーンフレークかオートミール  15~20g 無塩バター  50g 砂糖  50g 卵黄  1個分 薄力粉  100g <作り方> *下準備 ・バターと、卵黄は室温に戻しておく ・かぼちゃは2cm角に切り、耐熱容器に入れてラップをしてレンジで1分加熱。 1、下準備の終わったかぼちゃに水大さじ1/2と砂糖小さじ1(分量外)を加えて絡めた後、ラップをして更にレンジで1分加熱。冷ましておく。 2、ボウルにバター→砂糖→卵黄の順に、都度泡立て器でよく混ぜながら加えていく。 3、薄力粉をふるい入れてゴムベラでサックリと混ぜる。 4、かぼちゃとコーンフレーク(オートミール)を加え、潰さないようにざっくりと混ぜる。 5、スプーンなどですくって平らにつぶす。 6、180度のオーブンで15~20分焼く
日本の古くからのしきたりに触れる機会が多くなる師走から新年のこの時期。知るだけではなく、生活に取り入れて、穏やかな心持ちで新年を迎える準備を楽しんでくださいね。 参考『入門 日本の旧暦と七十二候』洋泉社

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