- 教育
- 記事
秋は風情のある花が多いもの。「秋の七草」は勿論、ワレモコウ、ツリガネニンジン、リンドウ、ショウマ類、ノギクやタデの仲間などなど…。秋風にそよぐ草花たちの競演から、ふとその根元の地面に目を落とすと、そこには不思議な花が。褐色の細い茎の先に、下向きに筒状の赤紫の花が一輪。葉はまったく見当たりません。キノコかツクシのようにも見えるその植物はナンバンギセル。他の植物の根に着生する寄生植物です。名前も姿も奇妙なこの花は、古くは万葉集で「思ひ草」と謳われた植物。秋の訪れとともに野辺にひっそりと咲き始めます。
あわせて読みたい
別の視点で考える
特集をすべて見る
この人と一緒に考える
コラムをすべて見る
カテゴリから探す
-
ニュース
-
教育
-
エンタメ
-
スポーツ
-
ヘルス
-
ビジネス