深まりゆく秋とともに、私たちのカラダは交感神経と副交感神経がシーソーをこぐように絶妙なバランスをとりながら、少しずつ冬モードに切り替わっていきます。
季節の変わり目は、自律神経やホルモンバランスの崩れ、生理周期のズレ、基礎体温の乱れ、脱げ毛、肌荒れといった変調に加え、やる気が出ない、マイナス思考に陥りやすい、気分が憂鬱といったココロの不調に悩む人も……。
心当たりのある人は、マイナスモードとさよならできる3 Pointを実践し、カラダとココロにたっぷり潤いを与えてあげましょう。

気分が憂鬱といった、ココロの不調に悩む人が多くなる秋
気分が憂鬱といった、ココロの不調に悩む人が多くなる秋

Point 01. ココロがアクティブモードになるイベントを企画しよう

一年のうちで最も降雨量が多く、夏より日照時間が短い秋&冬は、陽光をカラダに浴びることで気持ちを安定させてくれる脳内物質「セロトニン」の分泌量が減るといわれています。
さらに「読書の秋」といわれるだけあって、室内で読書を楽しんだり、映画鑑賞を楽しんだり……と、ついつい部屋に閉じこもりがちになるのもこの季節。
こうした連鎖によって、秋は気分が落ち込みがちになるのですが、そこで、「何をしても気分が滅入る」と感じている人は、飲み会(女子会&男子会)や、ハイキング&プチBBQなどを計画してみてはいかがでしょう。
イベントが決まれば自然と気分は高まりますし、外出予定ができると着ていくものを考えたり、会う人とどんな時間を過ごそうか……など、準備段階から様々なことを考えることで、ココロは自然とアクティブモードに。
アクティブモードになった結果、メランコリックな感情の優先順位が低くなるのです。

ココロをアクティブモードに切り替えるため、外出して人と会おう
ココロをアクティブモードに切り替えるため、外出して人と会おう

Point 02. 4・7・8呼吸法を実践し、負のモードを追っ払おう!

秋から初冬はどうしても、「寂しい」「感傷的」「もの哀しい」「憂鬱」「気分が落ち込みがち」といったモードに陥りがち……。
であればとムダに抵抗することなく、最初から「秋はそういう季節なんだ」と、メラクコリックな気分に全身で浸ってしまう逆療法も、有効な手段といえるでしょう。
そうした開き直りが、“負のモード”に負けない抵抗力を養うことにもつながるのです。
とはいえ、「うまく気分転換して、今の状態から抜け出したい」という人には、「4・7・8呼吸法」がおすすめ。
「な〜んだ、呼吸?」と思ったあなた、実践してみればその心地よさに驚くはず! ココロの中に溜まったオリや毒素を呼吸とともに吐き出し、カラダの細胞をイキイキ、リフレッシュさせましょう。
◇ 「4・7・8呼吸法」
❏手順1/4秒でかけて、思いきりおなかの中に空気を吸い込む。
❏手順2/吸いきった状態で息を止め、7つ数える
❏手順3/8秒かけて、ゆっくりおなかの中の空気をすべて吐き出す
この3手順を1サイクルとして、少なくても4回行いましょう。慣れてきたら、8回、10回でもOK!
コツは無理をしないこと。息を7秒止めるのがきついなら、5秒でも構いません。
気分が落ち込んでいると、体勢は前かがみになり、浅い胸呼吸になりがちです。当然これでは、体内に新鮮な酸素を十分に取り入れられないことに……。
そんなときに「4・7・8呼吸法」を実践すると、ココロが休まり、全身の細胞がイキイキする感じを実感できるはず。どこでもいつでもできるので、ぜひトライしてみてくださいね。

カンタンかつ、とっても気持ちのいい「4・7・8呼吸法」
カンタンかつ、とっても気持ちのいい「4・7・8呼吸法」

Point 03. 早起きして、太陽と仲よくしよう!

3つ目のPointもそう難しいことではありません。
カラダが縮こまりがちな秋&冬だからこそ、休日の貴重な時間を“寝だめ”に使うのはNG!
健康的なリズムを意識するために、平日と同じ時間に起床→部屋のカーテンを開け、陽光を十分に室内に取り込む。この2つのアクションだけで、いつもの休日と違う清々しい気分を感じられるはずです。
さらに、リフレッシュを兼ねて、午前中に近くの公園や水辺へ足をのばし、忙しさや疲れで凝り固まったココロとカラダを思いっきり解放してあげるのも有効!
抜けるように高い空、さわやかな風、秋らしい陽光は、きっとあなたを想像以上に元気にしてくれるはずですから。