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AERA「ニッポンの課長」

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日清食品
「即席ラーメンと、ずっと」
マーケティング部第4グループ ブランドマネージャー 木所敬雄 (42)
 出社すると、やかんから湯気が立ち上っている。この日も試食が始まる。日清食品マーケティング部の、いつもの朝の風景だ。
「研究所からほぼ毎日、試作品が届きます。朝からサンプル品を試食し、社内プレゼンの直前まで、思い描いた味に近づけていくんです」
 そう話す木所敬雄は、「日清ラ王」「日清焼そばU.F.O.」を担当するブランドマネージャーだ。年間30もの新商品を市場投入する。味からパッケージ、収支計画、テレビCM、販売戦略に至るまで全権を担う。
 ブランドマネージャーは「カップヌードル」「チキンラーメン」などブランドごとに計9人いる。“花形”の仕事で、創造する恍惚感を味わえる半面、売れなければ在庫の山。「もって2~3年」と言われるほど過酷なポジションだ。
 味覚は、街の人気ラーメン店で鍛えている。取材の前日も、社内で試作品を食べたあと、夕方からは部下と埼玉県川越市の店に出かけた。その後、東京に戻って、もう1杯。
「インスタントラーメンの世界は奥が深い。袋麺なら家族向け、カップ麺は個食向け。年齢や性別、嗜好性、味の流行を加えれば、新商品の“タネ”は膨大な選択肢にのぼります」
 自身の最大のヒットは、「日清ラ王 袋麺」だ。カップ麺のお湯かけ調理で蓄積した技術を、煮込み調理の袋麺に応用し、さらなるコシともっちり感を実現した。
 新商品の発売には社内でのゴーサインがいる。しかし、準備万端でプレゼンテーションしても「3月は1品が差し戻し」。日清食品ホールディングス社長の安藤宏基は「勝つまでやめない!」が信条だけに、木所は再挑戦しようと、目下、手直しを進めている。
 部下は4人。20代の社員が新商品のアイデアを思いつかず悶々としていても、簡単には手を差しのべない。最後の最後まで自力で打開する──そんな矜持を胸に抱く。(文中敬称略)
写真:東川哲也 ライター:岡本俊浩

日清食品
「即席ラーメンと、ずっと」

マーケティング部第4グループ ブランドマネージャー 木所敬雄 (42)  出社すると、やかんから湯気が立ち上っている。この日も試食が始まる。日清食品マーケティング部の、いつもの朝の風景だ。
「研究所からほぼ毎日、試作品が届きます。朝からサンプル品を試食し、社内プレゼンの直前まで、思い描いた味に近づけていくんです」
 そう話す木所敬雄は、「日清ラ王」「日清焼そばU.F.O.」を担当するブランドマネージャーだ。年間30もの新商品を市場投入する。味からパッケージ、収支計画、テレビCM、販売戦略に至るまで全権を担う。
 ブランドマネージャーは「カップヌードル」「チキンラーメン」などブランドごとに計9人いる。“花形”の仕事で、創造する恍惚感を味わえる半面、売れなければ在庫の山。「もって2~3年」と言われるほど過酷なポジションだ。
 味覚は、街の人気ラーメン店で鍛えている。取材の前日も、社内で試作品を食べたあと、夕方からは部下と埼玉県川越市の店に出かけた。その後、東京に戻って、もう1杯。
「インスタントラーメンの世界は奥が深い。袋麺なら家族向け、カップ麺は個食向け。年齢や性別、嗜好性、味の流行を加えれば、新商品の“タネ”は膨大な選択肢にのぼります」
 自身の最大のヒットは、「日清ラ王 袋麺」だ。カップ麺のお湯かけ調理で蓄積した技術を、煮込み調理の袋麺に応用し、さらなるコシともっちり感を実現した。
 新商品の発売には社内でのゴーサインがいる。しかし、準備万端でプレゼンテーションしても「3月は1品が差し戻し」。日清食品ホールディングス社長の安藤宏基は「勝つまでやめない!」が信条だけに、木所は再挑戦しようと、目下、手直しを進めている。
 部下は4人。20代の社員が新商品のアイデアを思いつかず悶々としていても、簡単には手を差しのべない。最後の最後まで自力で打開する──そんな矜持を胸に抱く。(文中敬称略) 写真:東川哲也 ライター:岡本俊浩



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